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第141回クラカンに参加して 十河和夫 記

同好会活動

第141回クラカン鑑賞会に参加して    投稿:十河和夫

クラカンの例会に参加しました。
今回は古典派の巨匠、バッハとヘンデルの比較でした。

 バッハは真面目、ヘンデルは起業家としても大成功をおさめたやり手だったという話でした。
小学校の音楽室に掲げられていた肖像画では解らない人生だったのですね。

私としては、真面目なバッハより、プレイボーイ(私の独断です)のヘンデルに興味が湧きました。
でも、真面目が悪いのかとグイグイと詰め寄られたら困るんですね。

 『まじめの崩壊(著:和田秀樹)』という本を最近読んだばかりなので、真面目を擁護したくなるんです。
本の内容は、かって日本人は真面目であった。
それが最近崩壊してきている。
その理由は日本人は拝金主義になったからという説です。
そうか、拝金主義が真面目をスポイルしていたのか。
ガッテンで納得です。

バッハは忘れられた存在だった。
バッハは恵まれない音楽家であった。
でも、彼の良さが再発見された。
つまり、彼が真面目であったからである(ちょっと強引すぎるか)。
かって真面目であった日本人は、彼の「無伴奏チェロ組曲」の良さが理解できた。
だからバッハは日本人にも人気があったのだと擁護したくなりますね。

 でも、今回はヘンデルの天才ぶりの講義だったので彼の凄さも良く理解できました。
ヨーロッパを移動しながら次々とオペラを作曲し成功を収める。
講義ではメサイヤのハレルヤを絶賛していました。


確かにウキウキする曲だ。
うーーーん天才だったんだと納得。


 彼が独身でヨーロッパの国を放浪している。
しかも天才ということが気になり、少し調べてみた。
どうやらヘンデルは、イギリスのハノーヴァー朝王家の密使、スパイ、工作員のような存在であったということが噂されていたらしいです。
やはり、松尾芭蕉のような密使であったか(これは私の偏見です)。

ヘンデルの格好良さにクラシックの面白さを再発見しました。

 ヘンデルのスパイ説については、山田由美子著『原初バイブルと<メサイア伝説>』で詳しく描かれているようなので、図書館に予約しようと思っています。

                         編集担当:下出澄夫

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