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旧ユーゴスラヴィア諸国旅行記⑤ クロアチア編~3~ 奥野恵史 記

ヨーロッパ/アフリカ

 《アドリア海の真珠》と称される『ドゥブロヴニク』

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 クロアチア旅の最後を飾るにふさわしい場所、それがアドリア海の真珠』と称されるドゥブロヴニク旧市街でした。深い青のアドリア海と、高さ25メートルの城壁に囲まれたオレンジ屋根の街並みが織りなすコントラストは、まさに絵画のようで、訪れた人々を魅了する理由がすぐにわかりました。

 まず、ロープウェイで『スルジ山』へ。

 山頂から見下ろす旧市街の風景は圧巻で、赤い屋根が整然と並ぶ様子は、まるで宝石箱のように輝いていました。素晴らしい景色に心を奪われ、しばらく言葉を失って見入っていたのを覚えています。

 山を下り、『プロチェ門』から旧市街へと入ります。

 そしてドゥブロヴニク旧港へ

 旧港から出航する遊覧船に乗ってロクルム島を巡る1周クルーズを楽しみました。

 海から望む旧市街の景色もまた格別で、歴史と自然が織りなすこの街の魅力を、別の角度から味わうことができました。

 クルーズを終えてポンテ門から城内へ。すぐに右側に旧総督邸(レクター宮殿)があり、総督邸は、ラグサー共和国の総督の住居であったと同時に大評議会、元老院など、共和国の行政を司るすべての機関が集まったドゥブロヴニクの心臓部。

 ゴシック建築とルネサンス様が融合しダルマチア地方で最も魅力あふれた建物と評される。

 『聖母被昇天大聖堂』などを巡り、旧市街のメインストリートプラツァ通りを散策。

 そこからピレ門近くの入口から、いよいよ名物の城壁ウォークへと向かいました。

 全長約2kmの城壁の上を、時にはカフェで一息つきながら、又小さなレストランで食事。3時間かけてゆっくりと廻りました。

 城壁から見渡す旧市街の風景はもちろん、アドリア海の青と、点在するボートの姿、あらゆる景色が息をのむ美しさでした。

 城壁を歩き終えた後は、ピレ門から城外へ。旧市街から10分ほど歩いて『ロブリイェナツ要塞』へ。

 要塞の中には、アドリア海に向けた当時の大砲が残されていました。

 アドリア海の海・空 すべて青で最高です。要塞からは先ほどまでいた、旧市街を眺めることが出来、その眺望もまた違った魅力がありました。城壁に囲まれた、旧市街地は中世の世界に足を踏み入れたような、不思議な感覚に包まれました。

 ドゥブロヴニクは、ただ美しいだけではなく、過去の出来事を静かに語りかけてくるような、力強さと品格を備えた街でした。クロアチアの旅の終わりにこの街を訪れる事が出来たのは、まさに最高の締めくくりとなりました。

編集担当 谷口孝行

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