1.小川伸也 記
今回初めて、高雄ツアーに夫婦で参加しました。各イベントが、3本柱で構成されており、非常に充実した内容でした。
- 葉園長先生・陳氏ご夫妻主催のおもてなし(夕食会やバスツアー)
バスツアーは、当日、バス車内で発表される「追加の行先」や「サプライズの行先」があったりする「ミステリーツアー」のようなワクワク・ドキドキツアーでした。 - 銀髪族協会との各種交流イベント
郵政博物館内でのイベント(新聞にも掲載されました)、紙細工体験、一日観光ツアー(クラゲ見学、ハタの養殖等)、ペタンク交流会など盛りだくさんでした。 - LSC世話人主催の日帰りツアーや食事会のお誘いツアー
旅行前に企画されたもの、滞在中に企画・お誘いのツアー等、世話人の方の苦労の結晶の内容でした。ありがとうございました。
参加した行事すべては、書ききれません。そこで、私たちの旅行記は、他の方と内容が重ならないよう、行事が組まれていない日に、初心者二人で調べて出かけ、特に印象に残った場所をあげてみました。
【烏山頭ダム】
コンドから、MRT「三多商圏」→「高雄」へ。台湾鉄道の急行に乗車、「高雄」→「善化」。路線バスにて「善化」→「烏山頭水湖」下車で、たどり着きました。
かつて干ばつに悩まされていた華南平野を穀倉地帯に変えた偉大な日本人「八田與一」。豊かな水をたたえるダムの規模に、とにかく圧倒されました。

記念公園内には、八田與一氏の銅像と、與一氏・奥様のお墓があり、銅像やお墓の周りは、きれいに掃除されており、花も供えられていて、今も慕われている事に感動しました。
樹齢80年以上の南洋桜が、ちょうど満開。「シャンゼリゼ通り」と名付けられており、住民の皆さんが、お花見をされているのも、印象的でした。
【澄清湖(ちょうせいこ)】
滞在期間も残り少なくなってきた頃に、近くで、緑と自然を満喫したいと思い 澄清湖に行ってきました。コンド近くのバス停から市バス70番に乗り約30分少々、「 澄清湖」で下車。 高雄で一番大きな湖というだけあり、広大な敷地は、車やバイク 、自転車も入ることができます。ポイントを絞って回りましたが、それでも万歩計は27000歩になりました。

・九曲橋
ジグザグに9回曲がっている橋です。魔物は真っ直ぐの道しか進めないので、途中ジグザグにして魔物を通さないよう曲がって作ったとのことです。

・中興塔
7階建で、螺旋階段を上って行きます 。結構急な階段でしたが、360度パノラマの景色は圧巻でした。園内一の高さなので、散策中色々な場所から見えました。

・海洋奇珍園 ( 水族館)
ここは別料金。1959年建造され、核シェルターとして使われていた建物を水族館として再利用 。重さ5000Kgもある分厚い扉の中に入ると、外気を遮断し、冷気が心地よかったです。珍しい物も多く展示され、壁には趣向をこらしたペイント等、とても元核シェルターとは思えませんでした。

2.小川泰子 記
今回初めて1ヶ月、高雄ロングステイに参加させていただきました。 日本を出発する前から、訪問先については、色々計画しました。その一つで、ぜひ乗ってみたかった台湾の新幹線である「台湾高速鉄道」を利用した、台北旅行も印象深いです。
【忠烈祠】
思っていた以上の感動は、台北の忠烈祠交代式でした。 忠烈祠は 抗日戦争などで 殉じた33万の英霊をまつるところで毎正時に衛兵交代式があります。5名の衛兵さんが、靴音を響かせ「1時間直立不動の2名の衛兵さん」に近づき、新しく交代する様子が見学できます。5名の歩幅、歩調、靴音までもピタッと揃い芸術的でした。驚きと共に目でも耳でも感動する約20分の衛兵交代式。是非見に行っていただきたいです。

【迪化街、 永楽市場】
ぷらぷら歩きながら、屋台や飲食店に入り、興味をそそるものや美味しそうなものをパクリ。学生時代に戻ったようで、足取りもついつい軽やかになりました。
問屋街だけあり 、にんにくや干し椎茸の大袋(本当に大きいです)や、漢方薬の材料のようなものの陳列にはびっくり。 また布地の最大級問屋というだけあり、丸めた布を輪ゴムで留めて陳列しているのにもびっくりしました。
私達が、スマホで道を調べていると、声をかけ、目的地まで連れて行ってくださったり、店内で、買う商品に迷っていると、一生懸命、身振り手振りで説明してくださったり、台湾の方々の温かさに接すること もできた小旅行でした。


3・二人の旅の感想

期間中、お世話人の方々を中心とした色々な行事に参加させて頂き、普通の旅行とは一味違う「台湾の方々との交流」を中心にした特別な時間を過ごすことができ、本当に感謝しています。

今回の高雄ロングステイ旅行は、観光だけでは得られない貴重な体験をすることができました。

人とのふれあいを強く感じた1ケ月でした。ありがとうございました。
編集担当: 高田幸夫