数日前の天気予報では雨マークでしたが、参加メンバーの人徳で曇り空のハイキング日和になりました。予定集合時間前には、参加の24人が勢揃いです。
今回は箕面観光ボランティアガイドの皆さんがアテンドをしてくれ、2班に分けたメンバーを総勢8人のガイドさんでフォローしてくれました。
箕面の滝には、これまで何度も個人的にも仕事でも来ています。これまでは、箕面駅から大滝までの一本道を、ひたすら歩くだけでした。ところが、今回の高山右近が通ったという『高山道』のルートは、起伏に富んだ刺激的で見所の多いコースでした。
箕面駅を9時40分に出発するとメインの『滝道ルート』では無く、直ぐに右折して民家の間の坂道を上ります。神仏習合の『聖天宮・西江寺』に到着して、ボランティアガイドさんからの説明です。
古代インドでは知恵と幸運の神である象頭人身の男女が抱き合う形をした『ガネーシャ』が祀られており、夫婦和合・安産・子宝の神としての信仰もあります。
境内には、役行者と歓喜天の化身である老翁が対談したとされる「対談石」が残されています。
ガイドさんも『歴史に強い』『植物に詳しい』〜と得意分野がある様で、ちょうど今の時期だけ紅葉の小さな赤い花が咲いている『いろはもみじ』を教えて貰いました。何故『いろはもみじ』という名前が付けられたかと言うと葉っぱの数が『いろはにほへと』と7枚のギザギザになっているからだそうです。その他、同じ桜でも『エドヒガン〜カスミザクラ〜ウスズミザクラ〜ソメイヨシノ〜ウワズミザクラ』と多種多様です
まるでピンクの花のトンネルの様に我々を迎えてくれた花は、小さな葉っぱで、三つの葉っぱのツツジなので『小葉の三つ葉ツツジ』という名前だそうです
さらに山道を上り、少し広がった場所で『準備体操』です。もうすでに結構な坂道を上って来たのに、今頃『準備体操?』と思ったら、これから山道の急勾配の道が続くとの事で、先が思いやられました。
今回のコースは、箕面駅前~聖天宮・西江寺~聖天展望台~才ヶ原口~地獄谷口左岸~箕面大滝~瀧安寺 ~箕面駅前に戻って来る、約10キロのコースでした
・10時30分~聖天展望台・・・・大阪市内の街並みやビル群が見えます
・11時30分~地獄谷口で小休止・・・・・なぜ『地獄谷』という名前なのかは、急勾配の坂道を上り下りしている内に理解できました
・12時05分~箕面大滝に到着・・・・滝壺の近くは寒くて、少し離れた場所で持参のお弁当を頂きました
・12時40分~箕面大滝を出発
・13時10分~野口英世像・・・・・なぜ、福島生まれの野口英世の像が、箕面の山中に!?
・13時15分~瀧安寺 の本堂の『辨財天』に到着。
・天皇家と縁のある寺で、菊の御紋が飾られています
・富くじ(宝くじ)発祥の場所で、芸能の神様でもあります
・4月15日には『大護摩』が焚かれます
・14時20分~ゴールの箕面駅に到着
・14時30分~インドレストラン『DIP RASNA』で、反省会
紙面の都合で、最初の『聖天宮・西江寺』以外の詳細は省きましたが、今回お世話になった箕面観光ボランティアガイド『MVクラブ』では、事前申し込み不要で無料の『オープンハイキング』を実施しています。興味のある方は、是非ボランティアガイドさんの説明を聞きながらのハイキングをお勧めします。
何気なく通り過ぎる木々や建物、神社仏閣の奥深い説明を聞くことができます。詳しくは、箕面観光ボランティアガイドのHPまでどうぞ
最後に、ボランティアガイドさんから伺った日本語の豊かな表現を・・・・花が盛りを過ぎて、花びらが舞い落ちる日本語表現です
☆桜・・・・・・散る
☆梅・・・・・・こぼれる
☆牡丹・・・・崩れる
☆椿・・・・・・落ちる
☆菊・・・・・・舞う
☆朝顔・・・・しぼむ
今回も、ハイキング同好会世話役の熊さん、平田さん、浅原さん、奥谷さんには事前の下調べとコースの下見から反省会会場の選定とお世話になり、有り難うございました。
編集担当:高田幸夫