私がLSCに入会して間もなく、今から8年前の古い話ですが台中市政府観光局からLSC関西支部に対し、2013年11月11日〜15日の5日間、台中市政府観光旅行局主催「ロングステイ見学コース」の招待がありました。
当時、LSC関西支部も神原さまたちの熱意でロングステイによる台湾関係者との交流が軌道に乗りつつありましたが、神原さまを中心とする尽力で台中市政府観光局主催が「日台友好交流の懸け橋」という名でLSC関西支部に対し10名の招待枠を設けたとの事でした。
私はその年10月に後藤夫妻と共に中国大連の大連交通大学で語学留学中でしたが、そこへ神原さまから後藤さまに台中市政府招待に関する電話があり、後藤さんは一緒にいた私も誘ってくれましたので喜んで参加を決めました。
この招待は台中市台日文化経済交流協会も協賛で歓迎会があり市内観光やコンドミアム見学、市政府関係部門や地元民との交流、土牛客家文化の見学など盛りだくさんな内容でした。
最終、台中市政府観光旅行局招待の「ロングステイ見学コース」は神原さま団長でLSC関西支部会員10名(5夫婦)が参加しました。
この5日間だけでは航空運賃がもったいないので団長の神原氏の提案で引き続き15日〜28日まで2週間、新竹市でロングステイをしました。(この新竹ステイは新竹銀髪族協会との交流で2月1日にLSC関西のHPへ投稿済みです)
11月11日、台北の桃園空港からバスで新幹線の桃園駅まで行き台中駅まで約30分で到着。日本技術の新幹線(高鉄)は65歳以上は外人でも半額で非常に嬉しかった。一人295元(日本円およそ1000円)で非常に安い。
街で出会った台湾人は総体的に大変親切で親日的でした。新幹線切符売場でも親切な対応だったがバスや鉄道で年寄りに座席を譲るのは当たり前で何度も若い人に席を譲ってもらいました。また街で地図を見ているとすぐ若い男性(大学生だった)にどこへ行くのか聞かれ近くまで案内してくれたり、地下鉄の自動販売機でもたもたしているとすぐ近づいてきて教えてくれたりしました。このように台湾人は陽気で親切なことを実感しました。
11日夜は歓迎会があり、海鮮レストランで台日文化経済交流会の人や観光協会の人たちと食事をしながら歓談しました。
台湾側も10人ほど参加されましたが、鍾理事長は日本語堪能で半分は日本語で話され、日本との交流を増やしたいという意気込みを強く感じました。
2日目は交流会のメンバーの車3台に分乗し案内してくれました。
市政府訪問、議会見学、その後市警察局では外事局課長から町の治安状況などの説明を受けました。その上お土産まで頂きました。
市政府食堂で昼食後、郊外で開催されている「花祭り」会場を見学。さすが温暖な国台湾、色鮮やかな花々が満開で特に紫色のブーゲンビリアが大変綺麗でした。
3日目も車3台で迎えてくれ、メンバーのオレンジ園でオレンジ狩りをしたり、漁港見学をした後、郷土料理を満喫しました。
4日目は仏教文化見学で仏教大学へ行き、法師との交流、仏教博物館の見学をしました。
夜は観光協会の餞別会で中華料理を囲み歓談しました。台北や高雄と比べ、台中はまだ日本人観光客が少ないので日本との観光交流を増やしたいとの熱意を感じました。
宿泊は協会手配の逢甲大学教員宿舎に泊まりましたが、簡素で清潔で無料とのことで感謝でした。
毎日同じメンバーがボランティアで案内してくれましたが、観光協会の人以外は皆、本職は仕事を持っていて、先生や経営者で忙しい中、我々を心からもてなして頂きました。
今後、より良いロングステイ宿泊を提供したいと熱心に説明を受け、我々も大いに協力すると約束しました。
その後の状況としては、現在はコロナ渦で活動できませんが、LSC会員は振英会館などで多くのロングステイが行われています。