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人生、下り坂サイコー!宍道湖サイクリングツアー  大阪府 安倍勉 記

同好会活動

日頃あまり使っていない(NTT)電話に何回か不明の留守電があった。それが高木さんからの電話とわかったのは留守電の録音を聞いてから(実は女房が不審な留守電と勘違いして 対応を怠り失礼してしまった)
半年ほど前LSC関西サイクリング部のリーダーの高木さんにサイクリングに参加したい旨のメールを送付した。 それに呼応して高木さんから参加を促す連絡がありましたが、スケジュールが合わずに断念していました。

中海のサイクリングロード
宍道湖の夕焼け
サイクリングは腰痛対策にも

今回は浜名湖(静岡県)を1泊し周回するコースで走行距離は70Km、日程は平日の3月8,9日(2021)  躊躇なく参加を申し出た 女房にも話すと参加者に複数の知人がいるとのことで追加の参加をお願いした。
サイクリングに興味を持ったのには理由がありました。7~8年前から腰痛が出始め、それなりに腰痛体操、接骨院、整形外科に何度か通ったのですがことごとく失敗、山歩き、テニス、スキー等体を動かすのが好きだったのでだましだまし体を動かしていたのですが、とうとう300m程歩けばへたり込むような状況になり、山歩きは断念 テニスも痛み止めを飲んで何とかした。
天気の良い日の散歩にはへたり込みを心配して自転車を押して出かけ、結局は近い場所にも自転車で移動するようになった 自転車は腰痛を感じることはなくまったく問題なかった。何もせずに腰痛で動けなくなるより筋肉が動く間は自転車で体を動かそうとサイクリングが視野に入った。

宍道湖の夕日  湖を眺めながら
当初は浜名湖サイクリングの予定だった

LSC関西でサイクリングでどこかに行ったという情報を見たような気がしたがはっきりしない LSCの同好会を調べたがない。ひょんなことで女房のLSCの知人がサイクリング部・・・高木さんを知り、連絡した。
浜名湖ツアーに参加を申し出たのはよいが、なんせ初参加で服装や手順わからないことが多く、体力もどの程度が要求されるか不安だったが 参加総数14名内6名が女性とのことで 女性が約半数なので、これなら何とかなりそうと少しホッとしました。(後に誤解であることが判明)
サイクリングツアーの最大の関心事は天候、雨のツアーの困難さは初参加の私でもわかる。3日前の週間天気予報は8,9の両日はくもり雨 今回も又、ご縁がないかとあきらめていた むしろ怪しい天気で決行されるほうが怖い。おそらく、全員が高木リーダーの判断を息を飲んで待っていたと思う。

天候に併せて急遽宍道湖サイクリング

リーダーの判断は「浜名湖はキャンセルして、同じ日程で宍道湖ツアーを行う」だった。リーダーは短い期間で①キャンセルし②新しい道程をチェックし③ホテルを予約し④レンタルバイク店を予約し⑤スケジュール を策定した。キャンセルの要望も対応するとのメールだったが、結局全員が変更したツアーに参加した。岐阜に住む盛岡さんは厳しい変更だったが、朝3時半に岐阜を車で出発し参加した(サイクリングへの熱心さに脱帽です)

高木リーダーが示したツアーの概要は以下の通リ

  1. ①電車組は12:40にJR松江駅に集合、自転車を整備してホテルへ
  2. 松江ニューアーバンホテルは全員の予約完了 ここから出発
  3. タクワレンタルを予約
  4. 湖北の縁結びコースを経て出雲大社へ、帰りは電車
  5. 2日目は中海を走り、自転車を返し自由解散
松江城
14人が縦列となって快走

やや雑駁な気はするが短期間の仕業、お互いのLineメールのやりとりで徐々に必要な情報が収斂していった。
(全員がグループLineに入り、情報を共有した)
我々夫婦は山陰にはドライブで何度か行っており、車で参加することとし、レンタルが必要なのでコースの途中のタクワレンタルに行き初めてロードバイクに乗った ここで少し練習してバイクに慣れて高木グループを待った。
初めてのロードバイクで種々の留意注意事項のアドバイスがあった。

  1. サドルは高く、前傾姿勢で運転し長時間の運転でも疲労が少ない
  2. 降りる時はハンドルとサドルの間にまたがり両足をつける
  3. 変速ギアは左右にあり、左3段、右7段 3x7=21段の変速が可能(私は左は真ん中の2にして右の7段で変速しこれで充分だった)
  4. ペダルは足のつま先で漕ぐ(これは後で後藤さんから教えてもらった)

準備OK あとはグループに入り一緒にツアーに参加するだけ と思ったがレンタルするはずの後藤さんの車がなかなか来ない、高木グループがさらに遅れた。バイクの整備に欠品等があり準備が遅れたらしい 本来なら2時前ころの想定が3時になった。

宍道湖サイクリング いざ出発!

遅れたがとにかく全員集合 肌寒い天候だったが、 宍道湖サイクリングツアー     イザ 出発!14人の先頭は高木リーダーだが事前に誰がどの順番で走るかの取り決めはない。自然にその場に居る順で前の人を追う 男子が前で女子がその後かとも思ったがそんなことはない 初参加の3人(我々夫婦と坂本さん)も特に順番の指示があったわけではない 皆が平等にその場の状況で前の人を追う 順番に男女や新人ベテランの区別はない。
速度もリーダーの自然な感覚なんだろう 早すぎでも遅すぎでもなく新人の私にも違和感はない 女子軍が遅れるのではないかと思ったがまったくの杞憂で、元気なオバサン達だった。確かに信号待ち等で車列が分断されることがあるが、適宜適切に先頭列が後続列を待ち、基本的に1団で走る。

全員が合流して出発
トンネルの中も

コースの「縁結びコース」は歩道と車道の1部を走るコースで、特にサイクリングを意識して整備されたコースではなかった。宍道湖の北にある普通の車道とその傍にある歩道に命名されたもので「湖を見ながら走る」ことができることを目玉にしたコースだった。

走行コースは当初は出雲大社をゴールにして、その後は電車(一畑電車)でホテルのある松江に戻る予定だったが出発時刻が遅れて弱い雨模様でもあり、出雲から数駅前の美談駅で帰ることになった。
帰りの心配事項は①電車が満員だと自転車が乗せられない(一畑電車は自転車を乗せることは容認されている)②1車両の運行だと乗せるのが厳しく、2車両運行を期待③1時間に1本程度の運行であり、乗せられないと次の1時間待つ必要がある。待った電車は2車両で満員ではなく全員が同じ電車で帰ることができた。ニューアーバンホテル松江に到着した。

和気あいあいの夜の宴会

ホテルでは14名のため特別室で夕食兼宴会が準備されていた。細かいことに拘泥しない高木リーダーのキャラもあって一団は実に家庭的な雰囲気で 男女がほぼ同数でもあり、和気あいあい。リーダーへの信頼が言葉の端々に漏れわかる 私も面識があったのは後藤夫妻と盛岡さんくらいだったが、初参加の緊張もなく自然に仲間の対話の輪に入っていった。

和やかな宴会
宿泊ホテル前・・・2日目出発

宴会の話の中でわかったことがある それは「輪行組」という言葉の意味。実は事前のLineグループのメールの中に出てくる言葉だったが、私自身はわかったようなわからない言葉だった。要はマイバイク組、自前の自転車を持っている人達 のこと。

サイクリングに使う自転車は自前かレンタルだが、初心者や参加回数が少ない人はレンタルを利用し 「本格派」は自前の自転車を持っている。最大の相違はレンタル組が入ると状況にもよるが、出発時と帰宅時の煩雑さ。 宿泊サイクリングでの通常の移動は電車(新幹線を含む)だが、中にレンタル組が入り、レンタル店が駅近くにない場合は特に顕著で①レンタル店への移動方法②集合場所、出発場所の特定③帰宅はその逆のことを考慮する手順やパスに労力を割くことになる。
今回は後藤さんと我々夫婦が車で移動したため、上記の①②③の円滑な手順を自然に組み立てることができましたが、サイクリングは「輪行」組による企画が楽ちんだとよくわかりました。

二日目は中海サイクリング

翌日は中海の大根島までの往復 天気にも恵まれ、途中で3分咲きの桜も見ながら楽しいサイクリングでした。どういう訳か、女房殿は青息吐息で休憩場所も昼食抜き ワケを聞いてみるとバイキングの朝食の食べ過ぎ。盛岡さんは大根島で別路の帰路、後藤夫妻と我々夫婦の車組と坂本さんはレンタル店へ高木グループと松江城で別れた。

大根島の由志苑

色々ありましたが2日で70Kmのサイクリング、天気にも恵まれ コロナを忘れて楽しませていただきました 想い出に残るツアーとなりました。高木リーダー、皆様 本当にありがとうございました。
今後は輪行組の一員として参加できるよう検討しています。

由志苑前

 

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