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旧ユーゴスラヴィア諸国旅行記③ クロアチア編 ~2~ 奥野恵史 記

ヨーロッパ/アフリカ

前回に続きクロアチアの旅を紹介します。

   *写真の画面をタップして頂くと画面が拡大します。

 今日はトロギールとスプリットの旅です。

トロギールクロアチアの世界遺産の街

 アドリア海に面したクロアチアの街は、どこも太陽の光を浴びてキラキラと輝いている。なかでもスプリットからバスで30分ほどの場所にある小さな街トロギールは、その旧市街へと続く石畳の道を歩いて行く。目の前には、コバルトブルーの海に浮かぶ小さな島が、見えてきた。そこがトロギールの旧市街だ。本土と島を結ぶ小さな橋を渡ると、まるでタイムスリップしたかのように中世の街並みが広がる。

 

 聖ロヴロ大聖堂
 旧市街の中心部にあるのが、世界遺産に登録されている『聖ロヴロ大聖堂』だ。

 この大聖堂は、13世紀から16世紀にかけて建築されたというだけあってロマネスク様式、ゴシック様式、ルネサンス様式など様々な建築様式が混在している。観光の中心地となるイヴァン・バヴァオ・ドゥルギ広場に面していて、高さ47mの鐘楼は、どこからでも目印になる。

カメルレンゴ城

 聖ロヴロ大聖堂から少し歩いた旧市街の西側にあるのが『カメルレンゴ城』だ。
 15世紀にヴェネツィア共和国によって建てられたこの城は、トロギールの街を守る要塞として重要な役割を果たしてきた。城の内部は、かつての中庭が広場に利用されており、夏には、野外コンサートなどが、開催されるそうです。

 城壁に登るとトロギールの街並みや、対岸のチオヴォ島、そして海に浮かぶヨットなどが一望でき城壁から見下ろすトロギールの景色は、まさに絶景でした。この素晴らしい景色を写真に収められたことは、とても良い思い出になりました。

スプリット(ダルマチア地方の中心都市)

ディオクレティアヌス宮殿

 その後は、ダルマチア地方の中心都市スプリットへ。クロアチアのアドリア海沿岸に位置するスプリットは、その歴史の深さと美しい海岸線で知られる街です。この街の心臓部であり、最も魅力的な場所こそが、ローマ皇帝ディオクレティアヌスが、隠居の為に築いた『ディオクレティアヌス宮殿』である。

 ユネスコ世界遺産にも登録されているこの宮殿は、ただの遺跡ではなく、今も尚、人々の生活が息づく「生きた宮殿」として暮らしに溶け込んでいる様子は、とても印象的でした。

 旧市街へ足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが、宮殿を囲む巨大な城壁です。

 広場の一角には、かつてディオクレティアヌスの霊廟だった聖ドムニウス大聖堂の鐘楼がそびえ立つ。この大聖堂の鐘楼は、スプリットのシンボルともいえる存在です。

 東側にある銀の門から宮殿内へと入り門をくぐると、狭い路地が迷路のように張り巡らされており、左右には土産物店やカフェが軒をつられている。かつては、ローマ帝国の威厳を示す広大な宮殿だった。それが時を経て、人々が住み着き、建物が、改築され、現在の独特な景観を作り出している。

 大聖堂や『ジュピター神殿』、活気あふれる『ナロドニ広場を巡り、歴史のロマンを感じる2時間の散策は、忘れられない時間になりました。

 トロギールとスプリット、異なる魅力を持つ2つの世界遺産の街を巡る旅は、歴史と文化を肌で感じられる、素晴らしい一日となりました。

編集担当 谷口孝行

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