海外・国内の旅行、長期滞在好きの仲間が集まったサークルです

北陸震災復興支援旅行 西川敏彦・保坂美恵子・至田敬子・神原克收 記

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◆期間   2024年10月28日(月)~11月1日(金)4泊5日
◆参加者  38名(LSC関東支部 25名・LSC関西支部 13名)

一日目 10/28(月)富山駅北口⇒源のますのすしミュージアム⇒薬種商の館金岡邸⇒宇奈月グランドホテル
二日目 10/29(火)宇奈月グランドホテル⇒宇奈月温泉駅⇒トロッコ列車(猫又で折り返し)⇒宇奈月温泉駅⇒黒部牧場⇒内川~富山湾クルーズ⇒アパホテル富山駅前
三日目
10/30(水)
アパホテル富山駅前⇒万葉歴史館⇒氷見市役所⇒番屋街昼食⇒高岡大仏⇒瑞龍寺⇒福野タウンホテルアミュー
四日目
10/31(木)
福野タウンホテルアミュー⇒五箇山相倉集落⇒道の駅「井波」昼食⇒庄川峡遊覧船⇒大野からくり記念館⇒マイステイズ金沢キャスルホテル
五日目
11/1(金)
自由行動

今回は、後藤成子・藤津順子・松本久美子さんに企画から案内まで大変お世話になりました。

一日目(10月28日) 京都府 西川敏彦 記

 10月28日11時50分富山駅集合に誰一人遅れることもなく全員が見事に手配をしたバスに乗り込む。私は最後にバスに吸い込まれていく時、見慣れた顔、初めて見る顔を横目に見ながら後ろの席に潜り込もうとしても、そうはさせじと顔見知りの人たちが私の名前を呼び、ある人は握手、ある人は大きな声をあげ私の存在を鼓舞してもらえる。知り合った人たちがこんなにも増えたのかとちょっぴり感動。

 最初におとずれたのはますのすしミュージアムでランチ。おいしい富山のホタルイカを中心にした海産物山満載で満足という文字しか浮かばないとてもおいしくてスタートにふさわしい食事だったね。 その後館内を見て回るが、いまでも自動機を使わず人の手による作業で鱒ずしの大量生産はしないで一つ一つを大事に作る工程をみて感動。食べてもらうお客様にいつもおいしくて、安定した品質を心がけるものをお届けする配慮。 これも日本文化の一つかなと感心。 富山湾は海辺から浅瀬のあと、すぐに急な斜面があり一気に100mほどの深海に達することで天然の魚たちの大きな住処となると同時に、大きな魚から食べられないようになる逃げ場ともなる。日本ではこのような地理的状況は静岡県の遠州灘だけのようである。ははーん、それでほかの漁場と違った特殊なエビや魚がとれることに納得。 ここでもっとも有名な鱒ずしなんだけれど、私がちいさい子供ときのことを思い起こされる。母の実家が新潟県長岡市にあることで何度か北陸まわりで行ったことがある。富山を通過すると母が必ず鱒ずしを買ってきて弟と三人でわけあって食べたことを今でも思い出す。それ以来、富山=鱒ずしの方程式が私の中で成立していた。

 二番目の訪問地は薬種商の館金岡邸。富山といえばもう一つの代名詞が薬売り。その本部である金岡邸でその地の歴史を知る。最初に入ったのが店の正面で昔の様子が伺える構えで多少のサンプルがならべられ、その背後に箪笥に似た小さな引き出しが所せましときれいに棚がならんでいる。 なんだこの程度の広さかと思いきや、別の正面の門から入れられ邸内を歩くとそれはそれは大きな家だったことがわかった。さすがに由緒ある大きな問屋であり、ここから全国に商人一人ひとりが売り歩くにふさわしい本店であることがわかった。  薬をつくる道具の展示も一つ一つ並べられ、特に直径一ミリ程度の丸薬の道具の技術がそのまま仁丹を製造する技術につながっているのを知り、一同関心するばかりで同じタイミングで全員が一斉にうなり声が響き渡る。

二日目(10月29日) 千葉県 保坂美恵子 記

 2日目 ホテルから徒歩5分ほどのところにある、宇奈月駅からトロッコ電車に乗車しました。今年の黒部渓谷はまだ紅葉がほんの少しでしたが、お天気に恵まれて、青い空とエメラルドグリーンの黒部川が絶景でした。トロッコ列車は窓がなく開放感はありますが、肌寒さは感じました。でも、室井滋さんの素敵な車内放送を聞きながら写真を撮り、皆さん十分に楽しんでいたようです。次に新湊漁港に行きました。全国的に珍しいカニの「昼セリ」を見学する予定でしたが、この日は残念ながら中止でした。でも、ここでおいしい「蟹づくし御前」のランチをいただきました。

 この日の最後は、「日本のベニス」と呼ばれている射水市の内川で観光船に乗りクルージング。この内川には、12の個性豊かな橋が架けられています。
スペインの建築家がデザインした東橋、ステンドグラスがはめ込まれた神楽橋、代理石の彫刻を設置した山王橋などがありました。

三日目(10月30日) 大阪府 至田敬子 記

 万葉歴史館は映像で分かりやすく万葉の世界に酔いました。
氷見市役所に行き広報の方から震災の時の大変なお話しを聞きました。今は70〜80%復興しているそうです。
 きときと(新鮮)市場に行き新鮮な魚🐟が安く買って帰りたいけどすぐに帰れないのが残念😢昼食は新鮮なお造りやカニの味噌汁がとても美味しく満足でした。国宝瑞龍寺では住職さんのお話しに引き込まれて時間が立つのを忘れ充実した時間を過ごすことが出来ました。

 4泊の旅も今日が最終日、4日間通して好天に恵まれ最高の旅となった。この日訪れたのは五箇山相倉合掌作り集落、木彫刻で有名な井波、瑞泉寺、道の駅井波で昼食、庄川峡船の旅、大野からくり記念館と盛り沢山。

★木彫りで有名な井波、中心部の八日町通りには数多くの工房が軒を連ね、通りを歩けば各種標識や表札など随所に伝統技術に裏打ちされた井波彫刻が歩行者の目を楽しませてくれる。
★瑞泉寺は井波の町にあり、後醍醐天皇肝いりで夢想国師が建立した名刹である。昨日訪問した瑞龍寺に勝るとも劣らない荘厳さを誇る。

★庄川峡は小牧ダムにより出来たダム湖である。船の旅はここから上流にある祖山ダムまでの穏やかな湖面を往復する約40分の旅である。川の左右両方から急峻な山が迫り色づき始めた紅葉が美しい。あと1週間遅ければ山々は錦織りなす風情であったであろうとチョッピリ残念。
★大野からくり記念館はからくり人形の数々を展示・実演している。ここの呼び物は何と言っても館長自ら説明実演する茶運びからくりで、その弁舌の爽やかさ、楽しさ、面白さは抜群で今回100点満点の旅を更に加点して120点に引き上げる最高の幕引きであった。

短い動画

後藤成子
後藤成子

翌朝解散後にLSC幹部・今回の世話役など11名で石川県庁を訪れ荒木代表から義援金12万円を贈呈しました。この12万円は今回の旅行参加者が出し合って捻出したものです。

編集・写真担当 安樂秀典

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コメント

  1. 鈴木京子 より:

    ホームページを見て改めて楽しかった旅行を思い出しました。
    旅行を企画してくださった方々に感謝。
    思い出をまとめてくださった方、ありがとうございます。

  2. 神原克收 より:

    後藤さんの周到な計画と準備、藤津さんの名バスガイド、松本さんの複雑な会計処理、3美女軍団のご尽力に心より感謝致します。お陰で実に楽しい5日間でした。東西の交流が深化したことも大きな成果です。旅行企画グループでは能登半島の復興が進んだ時点で再び復興支援旅行を計画しますので皆様のご参加お待ちしています。
    安楽さんの素晴らしい編集にも感謝致します。

  3. 谷口孝行 より:

    濃密な内容の4日間でした。
    お世話頂いたお三方には感謝・感謝です。
    ただ私個人の問題ですが、折角綿密にご計画頂いたのに旅先の記憶が前後してしまいます。
    しかし、投稿にご協力頂いた4名の方と安樂さんの見事な編集のお陰で旅行の記憶が整理でき、二度楽しむことができました。
    併せてお礼申し上げます。

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