もう一度行って見たい「カナダの紅葉・・・」その3 神原克收 記

北米/南米

14 ロレンシャンの紅葉
 ロレンシャン高原(モン・トランブラン)では2日間滞在したが、2日とも晴天に恵まれ、抜けるような青空に映え燃えるような紅葉を満喫した。我々が来る前の週はずーっと雨だったとのことで、日頃の行いの良さが出た。
オタワからロレンシャンに向かったが、途中の景色にわぁ!おぉ!すげぇ!と歓声をあげながら快適なドライブを楽しんだ。ロレンシャン到着と同時に紅葉に包まれたメルヘンチックな町にすっかり魅入られ、一同「来た甲斐があったぁ!」。
ゴンドラでトランブラン山に登ったが、途中繰り広げられる景色には息を飲むばかり。875mの山の上からの眺めは最高で、180度の紅葉の海、眼下にはトランブラン湖、あまたのゴルフ場、時々遊覧飛行機などが見え、絵にも描けない美しさである。ただ、山頂からの紅葉は遠すぎて鮮やかさには欠けるのが少々残念だが、それにしても素晴らしいの一語に尽きる。この美しさは筆舌に尽くしがたいので、写真でじっくりご堪能あれ。

15 ロレンシャンは日本人専用か?
ここまで2週間くらいは偶にしか日本人には会わなかったが、ロレンシャンでは日本人、日本人、日本人で3分の2位は日本人が占めていた。特に朝夕は90%くらいが日本人で日本語が氾濫し異様な感じ。彼らの殆どがパックツア客で圧倒的に女性が多く、ここでも日本国内と同様女性上位が鮮明である。
日本の男性諸君、元気を出したまえ!日本人も随分成熟し、昔のように大声で傍若無人の振る舞いは殆ど見られず、現地での日本人に対する評判は決して悪くない。カナダはアメリカやヨーロッパと違い人種差別が極めて少ないこともあり、その点からも居心地が良い。日本人はホテルの部屋もきれいに使うしマナーも悪くないので評判はよいが、高齢者が多いためホテルのカードキィの使い方が判らず右往左往する人も多い。そのためホテルにとっては手間の掛かる客かも知れない。添乗員がもう少し親切に事前説明すれば防げると思うのだが・・・。
ただ、朝早くから夜遅くまで整然と行動する日本人ツア客の姿は欧米人には異様に見えるに違いない。欧米人もパックツアは多いのだが・・・。

日本人団体客

ツアー客は折角高い金を払ってケーブルカーで登ったのに、慌ただしく降りていった

個人旅行客には有り難いが団体客にはメニューなど関係ない

16 モントリオール
モントリオールは人口330万人を数えるカナダ第2の大都会で、フランス語圏ではパリに次いで大きな街である。この街もキレイではあるが、オタワを見た後では印象が薄いことは否めない。1日余りの滞在中曇りや雨模様であったことも影響しているかも知れない。
この街の一番の売りは巨大な地下街であろう。ガイドブックによればこの地下街には2つの鉄道駅、2つの大学、45の銀行、7つのシティホテル、200のレストラン、40の映画館、2つのデパート、1600の商店などがあるという。
ご自慢の地下街に入って見たが、照明は日本よりは暗く、僅かな時間ではその巨大さを実感することも出来なかった。
モントリオールで唯一の好印象はホテルで、ネットで予約したがベッドルーム+広いリビングにキッチンが付いて簡単な朝食付きで1万円/room。全般にホテルが高いカナダにあっては安く、場所は繁華街を外れるが車なので問題ない。

自転車で巡回中の警察官

自転車用レーンは市内全域で確保されていて、それも広い。

貸し自転車屋(モントリオールでは自転車の存在観が大きい)

ホテルのリビングとダイニング、他にベッドルームとキッチンがある

17 トロワ・リヴィエール
モントリオールからケベックシティに向かう途中にトロワ・リヴィエールという小さな町がある。カナダで2番目に古い歴史を持つ古都である。情報が何もないので、観光案内所に寄って地図や町の情報を入手し、町を3時間ほど散策した。
何とも小振りで愛くるしい町である。昔の面影を残す町は日本では近年大人気だが、カナダではそんなに観光客が押し掛けている風には見えない。
ここでの一番の印象は観光案内所の親切な応対である。町の見所を親切に説明してくれるのは当然として、$5の駐車券をサービスしてくれた。また、町を散策中同行者の靴が壊れたので、ここに引き返し靴の修理屋を訊いた。すぐさまインターネットで調べて行き方を詳しく教えてくれた。お陰で靴の修理も30分くらいで終わり、恙なく旅を続けることが出来た。
余談だがこんな小さな町でも寿司屋が2軒あった。今やSushiは国際派に成長したのであろう。

トロワ・リヴィエールの町並み

紅葉が鮮やか、静かな住宅街

B&Bもなかなか良い雰囲気、次回は泊まってもいいかな

コンビニ風の寿司屋、甘いタレには閉口した

18 ケベック・シティ
ケベックはカナダで最も異彩を放っている街である。この街はカナダで最も古く、1608年にフランス人探検家が木造の砦を築いたところから始まる。爾来北米におけるフランスの拠点として発展するが、1759年にフランスがイギリスに敗れこの地はイギリスの支配するところとなった。しかし9割を占めるフランス系住民の文化までは支配できず、カナダ独立後はフランス系住民の心の拠り所としての役割を果たし今日に至っている。
ケベックの公用語はフランス語で街には英語は殆ど見られず、他の州での英仏語併記と比べるとフランス系住民の意地と頑なさがみてとれ大変興味深い。
城塞で囲まれた旧市街は石畳や観光馬車が行き交い中世ヨーロッパの雰囲気が濃厚に残っている。特にフランスの古城をイメージしたフェアモントホテルはノートルダム大聖堂と並ぶ旧市街のシンボル的存在で、茶色の壁と緑青の屋根のコントラストが美しい。

石畳の道を観光馬車が行き交う

旧城塞からフェアモントホテルと港を望む

旧市街と新市街を隔てる城門(手前が旧市街)

キャピタル展望台から望む新市街

新市街

緑一杯の住宅街

 

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