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もう一度行って見たい「カナダの紅葉・・・」その4 神原克收 記

海外旅行体験記/記録

21 ナイヤガラ
ナイヤガラの滝を初めて見た。凄いとしか言いようのない迫力に圧倒される。滝はゴート島を挟んでカナダ滝とアメリカ滝に分かれる。カナダ滝の落差は53m、幅670m、アメリカ滝は落差21~34m、幅260mである。
圧倒的な水量(平均毎分11万立方m)を支える岩がよく持ちこたえるものだと感心する。調べて見ると滝は1万年前に出来たが現在より約10km下流であった。その後毎年1mずつ後退し現在の位置になっている。現在では技術者の努力で毎年3㎝の後退で食い止めているという。それでも25,000年後には消滅する見通し。その前に人類が消滅しているのは間違いない。
世界有数の観光地ナイヤガラだが、ホテルや食べ物の値段は安くはないがベラボウに高いわけでもない。但しホテルの高くて貧弱な朝食は今でも腹立たしい。ホテルの理不尽な価格は洋の東西を問わないのか?
滝の周辺の紅葉もないことはないが、滝の圧倒的な存在感の前では色褪せて見える。

ゴート島を挟んで右カナダ滝、左アメリカ滝この衛星写真はウイキペディアから借用
カナダ滝の全貌
アメリカ滝の全貌 間近に見るカナダ滝のど迫力
滝の前では紅葉も色褪せて見える

23 交通ルールは厳格
カナダの交通マナーはアジア諸国と比べるとまるで別世界だ。日本やアメリカと比べてもカナダはマナーが良い。黄色の信号で停まるのは常識。日本のように「黄色は進め」はあり得ない。もっとも黄色信号の時間は日本よりは遙かに短い。これはアメリカも同じ。日本は黄色が長過ぎるので「進め」になる。
最も感心したのは歩行者優先の徹底である。日本でも歩行者がいれば停まるが距離的に離れていれば通り過ぎてしまう。しかしカナダでは交差点内に歩行者がいれば、どんなに距離があってもジッと待っている。交差点以外でも横断する歩行者を見つけると相当早くから停まって待つ。歩行者がマナー違反をしている場合でも同じ。この芸当は日本人には出来ない。
交通マナーに限らず、カナダでは全ての面で「大人」「ゆとり」を感じる。

信号は小さくてもよく見える

歩行者がいれば絶対に停まる

何となくゆとりを感じさせる雰囲気がある

24 注意を3度受けた
カナダの交通マナーに関連して失敗談を述べよう。
1カナダは路面電車が結構残っている。電車は道路の真中を走るので、停留所と歩道の間には車道がある。我々は電車が停まっているとき歩行者がいないことを確認して、徐行しながらその横を通った。そしたら電車の運転手や歩行者から大声で怒鳴られた。カナダでは電車がドアを閉めて発車するまで横を通ってはいけないのだ。

2学童バスがある。バスだから当然歩道に面して停まる。その停車中の学童バスの車道側を徐行して通ったが、これも非難囂々。学童バスの停車中は絶対にその横を通ってはいけないのだ。

3オタワの街でB&Bを探すため地図を見ながら右往左往していた。車を停めて探そうと駐車出来る場所を探していてパトカーに停車を命じられた。ポリス曰く「5分以上後をつけて来たが、君たちの運転は大変危険運転だ。今後注意しなさい」と諭された。全くお説の通り!特に罰金などは言われなかったが・・・。

スクールバス、停車中はストップ標識がバックミラー状に開くそれが開いている間は絶対にその横を通過してはならない

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