その日、メール受信箱に「グルメランチ会のお誘いメール」が届いていました。いつも開催場所が自宅から遠いことが多く、今回もパスかなぁ・・・と思いながらも本文をみると、
・場所は芦屋 → おお近い近い!
・飯はホテル竹園 → えっ?あの竹園!?
・価格 → 演奏会セットでこの値段? ホンマかいな!?
ホテル竹園といえば、「読売ジャイアンツの定宿」として有名ですし、芦屋マダムには、「高級精肉店」としての竹園でしょう。しかし、野卑な私にとっての竹園は、やはり「コロッケ」です。時折、テレビの食レポにもでてきますし、近隣の催事でも出張販売されますが、いつも大人気で行列です。竹園は老舗ホテルでもありますが、地元では誰もが知るデリカテッセンなのです。おそらく、昭和生まれのシニア男子にとって、コロッケは少年時代に刷り込まれたソールフードではないでしょうか。そこの本店レストランとなると、これは、must goです。もう抗えない誘因力ということで、嫁さんの確認もとらずに、1分後には夫婦参加の返信してました。
♥日時: 2022年11月23日(水祭日) 11:00~13:00ランチ(ホテル竹園) 13:30~15:00(ルナホール)
♥参加者: 18名
※画像はクリックすると拡大表示されます。
さて、当日は、あいにくの荒天模様の予報でしたが、午前中はまだ小雨であり、JR芦屋駅前で改札からブリッジ通路直結ということもあり、濡れずに到着しました。着いたホテル内をぶらつくと、原辰徳氏の色紙を多数発見! おお、やはり口の肥えたプロ野球選手を満足させる料理を出すんや~、と思わせますし、あちこちに貼られている「肉づくしフェア」のポスターが、否が応でも期待を煽ってきます。
そして実際、3Fのレストランでいただいたランチは、魚・肉のWメインで十分に堪能できるものでした。さらに老舗レストランらしく、給仕のサービスも行き届いており、とにかく上品。ただB級グルメ派の私にとって、残念だったのは、パンの代わりに、揚げ立てのコロッケかミンチカツを添え物に欲しかった・・・。
次回は、ここの代名詞である肉中心の「ステーキコース」狙いで再来したいのですが、ランチでありながら、お値段が2万円近くなるので、う~ん、牧野マジックに熱い期待です。
食事の時間が思った以上に押し、急いで徒歩10分離れたルナホールへ向かいました。開演ギリギリに到着して驚いたのは、ほぼ満席だったことです。大ホールの座席数は662席もあるそうですが、祝日とはいえ、荒天予報の中、ほぼ満席。芦屋市民って、えらく太鼓が好きなんやな、もしかして小中学校の音楽で「和太鼓」あったんやろか、、、など考えているうちに演目がスタート。
この日の上演スタイルは、落語の噺のストーリーの途中途中に、和太鼓が毎回5分程度、回数にして10回程度、挟み込まれて演奏されるという混成スタイルでした。私だけかもしれませんが、和太鼓の演奏により噺が中断となるため、落語の内容を忘れ、噺の世界に没入できない。とはいえ、太鼓といえば、ゲーセンの「鼓の達人」くらいしか馴染みがなかったのですが、総勢30名近くでの演奏は迫力があり、希有な体験となりました。
落語の噺手は、桂春蝶(三代目)さんでした。あのギョロ目の春蝶さんのお子さん! タイガースの大ファンでもあったお父さんのことを懐かしく思い出しました。調べてみると、1993年に51歳で亡くなられてから約30年です。体は痩躯でしたが、太く短く生き抜いた落語家でしたね。三代目のご活躍を期待しています。
伊勢参宮神乃賑
喜六清八と
キツネが一匹
今日は、必ず、あしや竹園本店のコロッケをお土産に買って帰ろう、、、と思っていましたが、予報通りの激しい雷雨で、ずぶ濡れとなり、コロッケどころではない復路となりました。太鼓のような落雷が鳴り響いていましたが、みなさん、無事に帰宅されましたでしょうか?
旅行企画G、兵庫ブロックの皆様、牧野様、とても素晴らしい企画をありがとうございました。
投稿編集 安樂秀典