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「ミニ例会in宮城旅行」第4日目~花巻温泉から南三陸ホテル観洋まで~                                                         奈良県 後藤繁 記

東日本

 4日目ともなると少し旅疲れが出てくるのか、出発前に部屋に忘れ物をしておられたり小物が見当たらないとか小さなトラブルがありましたが、さすがLSC会員だけあってバスの発車時間には遅れず曇一つない快晴の朝のスタートでした。
 今日の行程は午前9時に花巻温泉を出発、カッパ伝説で有名な遠野観光、そして昼食はジンギスカン料理。午後からは当初予定していたのは釜石の滝観洞(ろうかんどう)見学でしたが、前日川口さんからの説明で洞窟入口から約50メートルは中腰歩行そして滑りやすい。我々の結論は大多数が見学中止で空いた時間を利用して道の駅に立ち寄る行程にしました。
 その後は三陸海岸を南下し今夜の宿泊場所、南三陸ホテル観洋へのスケジュールです。

 最初は「かっぱ淵・伝承園」の見学。


 駐車場からカッパ淵に行く道中には、遠野のホップ畑が目に入りビールや焼酎が頭に浮ぶ。 それを横目で見ながらカッパ淵へ。カッパ淵の伝説では「馬曳の子が馬を冷やしに来て、その場を少し離れた間にカッパが出て来て馬を引き込まん・・・」とある。この淵には河童神様を祀る祠があった。他に観光客用(?)に竹の竿に糸を付け、先に胡瓜を巻きつけた釣竿が幾本もあったが誰も釣り上げた事はないようです。
 伝承園は遠野地方の農家のかつての生活形態を展示した古民家群。珍しかったのは千体おしら様。これは東北地方で信仰されている家の神様で、一般には蚕の神・農業の神・馬の神です。

 昼食は「遠野食肉センター本店」のジンギスカン
遠野で焼き肉と言えばジンギスカン。ルーツは昭和22年にさかのぼります。
羊は羊毛を得るために「飼うもの」であって「食べるもの」ではなかったのだとか。
しかし食べてみるとその美味しさに満足しました。

 道の駅「高田松原」と「みやぎ東日本大震災津波伝承館:いわてTSUNAMIメモリアル」

道の駅では久し振りのショッピング。


 時間が十分あったので「みやぎ東日本大震災津波伝承館」を見学。地震津波の当時の写真展や壊れた消防自動車の展示物を見て、改めて災害の大きさに心を痛めました。伝承館を出て海を臨む場所迄約380メートル。そこまで行き新しくできた堤防から海を臨めば津波で流された松林が新しく植樹され、まだ成長していないが松林が見事に復活していた。
 そして、ただ一本だけ流されなかった「奇跡の一本松」も約600メートル先に見えた。

「南三陸311メモリアル」見学

 このメモリアルは木を使った建築物で世界的に名前が知れている隈研吾氏が設計しこの10月1日にオープンしたところでした。
 私が5年程前に来た時は祈念公園は出来ていたが、公園以外何もなかったように記憶している。
 ここには震災から復興に至る南三陸の住民たちの証言や写真・映像といった震災関連資料を収集し展示していた。ここでも心の痛みを感じたが、復興への力強さを体験で来た。

 「南三陸 ホテル観洋での夕食会」

 今回の旅行最後の食事会でもあり、関東支部のKさんからお世話を頂いた仙台のKさん、そして女性三幹事にお礼と労いの挨拶があった。
 その後Gさんのハーモニカ演奏(曲目:花が咲く他3曲)、Sさんのウクレレに合わせてWさんの歌と盛り上がった。
 途中で今年3月に退会されたHさんが四国より挨拶に来られ、震災後ここホテル観洋さんとの話を聞かせていただいた。

 

繁

今回のお誘い旅行を通して大自然の雄大さ、紅葉の美しさそして多くの方達と話が出来たのは大変いい思い出になりました。


明日は「ミニ例会in宮城旅行」最終日です。

    編集担当 谷口孝行



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