「待ってたの!こういう企画があるの」吉崎愛子が言っていました。女性はグルメが好きなの。そういう企画があれば女性会員も活気が出るはずよと。
吉崎がお薦めのグルメスポットは、奈良県五條市のフレンチレストラン「ラミー ダンファンス」です。築200年の江戸時代の建物を、ゆったりと落ち着く空間にリノベーションしていて、田舎の古民家という雰囲気を醸し出しています。
オーナーシェフの片山 英樹がホームページでこう紹介しています。
大阪府出身。料理人歴40年。大阪ヒルトンホテルをはじめ、青森のリゾートホテルの立ち上げ、ドイツ・フランスへの研修などで経験を積む。大和郡山のホテルで料理長をしている時に、五條の農家さんやNPO団体と知り合う。五條の野菜や街の魅力に惹かれ、江戸の街並みが残る五條新町に2011年「ラミー ダンファンス アラメゾン」をオープン。緑と水に恵まれた豊な自然、歴史が織りなす五條の魅力を、料理を通して発信し続けている。 |
さて、吉崎が気に入ったのは味と、値段です。
メインの魚か肉を選ぶ本日のランチが3000円。メインの魚と肉の両方が楽しめるスペシャルランチが4000円です。高いという声が聞こえますね。確かにファミレスと比較すると高価です。
しかし、本日のランチで「季節のアミューズ 本日のスープ 、自家製スモークハム有機野菜の彩りサラダまたは鮮魚のテリーヌ、本日の魚料理または本日の肉料理、デザート3種盛合せ、天然水仕込みのオーガニックコーヒー 」というフルコースでの値段です。
スペシャルランチでは、お口直しのシャーベットとデザートワゴンサービス(7種類のデザートから好きなだけ選ぶことが出来るのです)。
どうです、本格的なフランス料理でこの値段です。和歌山五条まで出掛ける値打ちがあるでしょう。
ここのレストランの良さは、五條新町通り【重要伝統的建造物群保存地区】の地区内にあることです。五条の町は、江戸時代初期に、松倉重政により、五條藩の城下町として開かれました。松倉重政が肥前・島原藩に移ったため、五條藩は廃止されましたが、その後は、大和南部の天領支配の中心地として五條代官所が置かれ、繁栄をつづけました。 五條の歴史と共に発展した新町には、様々な年代に代表される建築様式が残されていて、2010年(平成22年)に、重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。ここのレストランの店舗も文化財指定を受けています。食後か食前にこの歴史的な町並みを散策する事もお薦めです。
この道沿いに、「幻の五新鉄道」と呼ばれる鉄道跡があります。奈良県五條市と和歌山県新宮市の約100キロを結ぶ鉄道として、旧国鉄時代に計画・着工されながら実現しなかった“五新鉄道”です。 奈良県出身の映画監督・河瀬直美監督がカンヌ国際映画祭カメラドール賞(新人監督賞)を受賞した作品「萌の朱雀」の舞台となった五新鉄道です。
ラミー ダンファンス「https://lamidenfance.com/ 」