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行ってみたい・お薦めしたい旅   吉崎愛子・十河和夫

海外旅行体験記/記録

お薦めしたい旅は、東南アジア4ヶ国(タイ・ラオス・カンボジア・ベトナム)を巡る旅です。お薦めする理由は、国境を超えたと実感できる旅だからです。飛行機では何時国境を越えたのか実感できませんが、この旅ではここが国境なのだと実感できます。しかもバス・徒歩・船と国境を越える手段も多彩です。

1.旅の初めはタイ

東南アジアの旅では、タイを基点にするのが便利です。関空からバンコクに飛びます。

今回はウドンタニーまで夜行列車で移動します。ウドンタニーではバンチェン遺跡とタレー・ブア・デーン(赤い睡蓮の海)の観光をお薦めします。

タレー・ブア・デーン正式名称はノーンハーン湖。タレー・バ・デーンとはタイ語で赤い睡蓮の海という意味。 毎年12月~2月にかけて赤い睡蓮の花が一斉に咲く。睡蓮が割く時間は早朝から昼前まで。季節、時間ともに限られている

2.タイからラオスへバスで国境を越える
ウドンタニーからムクダハーンまで路線バスを利用。ムクダハーンからラオスのサワ ンナケットへは国際バスを利用。メコン川に架かる橋の中央が国境です。橋の両側に掲 げられている旗を注意して見てください。国旗が変化する場所が国境です。
サワンナケットからパークセー。パークセーからシーパンドンへ移動。

メコン川の広大な中州に無数の島が浮かぶシーパンドン。「4000の島々」という意味の地だ。その中でコーン島は、南北24キロ、東西8キロの最大の島だ。

3.ラオスからカンボジアへ歩いて国境を越える
シーパンドンからカンボジアの国境の町ストウトレインへは歩いて国境を越えます。ここの国境は辺鄙な場所だけにビルなどありません。特にカンボジア側の国境は日本の田舎のバス停の終点駅を想像させます。駅前食堂が一軒あるだけです。

ストウトレインからシュムリアップへ移動。シュムリアップはアンコール遺跡観光の拠点です。シュムリアップからカンボジアの首都プノンペンまで移動。

シュムリアップの中心部に「パブストリート」がある。わずか100メートルほどの通りにレストランやバーが立ち並ぶ。ハッピーアワーのビールは0.7$だ。

4.カンボジアからベトナムへは船で国境を越える
カンボジアからベトナムへはメコン川を下って、船で国境を越える。カンボジアのイミグレーションは掘立小屋の様です。

メコン川を船で国境を越えする際、必ず立ち寄る町がチャウドックです。活気ある漁村で、朝陽がメコン川を染める風景は絶品です。
隣町のカントーへ移動。カントーはメコンデルタ地方最大の都市。日本人旅行客も多く訪れる街だ。「愛人(ラマン)」の舞台となったヴィンロンは隣の町だ。

カントーからサイゴンへ移動。サイゴンでは開高健が常宿にしていたマジェスティック・ホテルがお薦めです。

KAIKO TAKASHI Deluxe Roomに宿泊:ベトナム戦争中1964年から1965年にかけて作家の開高健が朝日新聞社の特派員としてサイゴンに派遣された際には、本館の103号室を宿泊先として使用していた。

5.旅の終わりもバンコクです。

川向こうに見えるのはワット・アルン。10バーツ硬貨の裏側に描かれているお寺。三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台にもなった。旅行中、豊穣の海を読み進め第3巻「暁の寺」まで読み進むことができた。

編集担当 十河和夫

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コメント

  1. 堀口昌之助 より:

    旅は道連れ世は情け」と言いますから、どこに行くにせよ相方がいると、旅は楽しくなります。この辺はどこも同じと思いがちですが、行ってみると違いが分かるのでしょう。

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