濰坊(ウエイファン)国際凧揚げ大会」に参加   若林紘一郎 記

アジア
国際風筝会場

2016年4月14日~19日、中国山東省濰坊市(イ坊市)で開催された国際凧揚げ大会に日本チーム6名の一員として参加しました。「日本の凧の会」に属している友人のお誘いです。

濰坊(ウエイファン)https://www.travel-zentech.jp/world/kion/China/Weifang.htm

濰坊は世界にその名を知られた凧揚げの町で、1984年第1回濰坊国際凧揚げ大会を開催しそれ以来、1年に1回の世界凧揚げ大会がここで行われ、世界凧揚げの里に選ばれている。
4月14日、関空10:40発、全日空で青島空港12:30着、青島から高速バスで2時間、濰坊市に到着し中国の凧協会が手配した参加国同宿の「濰坊大酒店」に宿泊した。
夕食はバイキング形式で国ごとのテーブルに座り賑やかな雰囲気で談笑した。
翌日朝、昨日夜の食事で隣り合わせになったウクライナのチームのメンバーとロビーで出会ったが気安く、また、たいへん陽気で記念写真を撮り合い親交を深めた。

この日から日本チームの通訳としてボランティアの女子大生が一人ついてくれ早速、街見物に出かけたがさすがに凧の町で凧関係の販売店がズラリ並んでいた。町は凧のおかげで民芸が発展し、凧木版画、切細工、おもちゃなどは数百年の歴史があり国内外にその名を知られている。
中国語で凧は風筝(フェンジョン)と書き「風の琴」という意味で紙の凧に笛を付けて飛ばすと琴のような音色が聞こえることから名付けられた。
店内に入ると中華凧といわれるトンボ、金魚、蝶、蝙蝠、ドラゴンなどの形や模様の凧や立体の凧などたくさん展示してあった。すべて卸店のようで全国へ配送している。
夜は食事後ホテルのホールで「第33回濰坊国際風筝大会」のルールなどの説明会があった。

翌16日朝、ホテルロビーは華やかな国際色に包まれタイの舞踏や応援団のデモが行われ盛り上がりを演出していた。
今日も昨日のボランティアの学生がついてくれ、凧の博物館「濰坊世界風筝博物館」を案内してくれた。
立派な芸術的な建物で1989年にオープンしたこのギャラリーには中国の古代から現代までのモデルや凧、世界中の凧が展示されている。12のギャラリーがあり凧の歴史や1000点以上の凧の種類が展示されていた。
凧は中国が発祥の地といわれ、日本には平安時代に中国から伝えられたようだ。
展示ホールは広く高く、凧揚げデモができるようになっていて制作過程も知れ、内容豊富であった。

夕食はホテルでバイキング形式で各国ごとのテーブルで食事をした。ボランティア学生も交え食事をしたが彼女は日本語科三年で、4日間案内してくれるそうで日本語は上手く気配りの良い女性であった。

いよいよ大会初日の17日朝、会場である広大な広場に向かった。会場はすでに様々な凧がデモンストレーションで上っている中、すでに設置された舞台で開幕式が行われた。
大会はそれぞれの国のチームが自分たちの好きな凧を揚げて自慢の凧を見せ合って楽しむもので競技として争うのは一部のみです。
各国チームのテントがありそこで凧の準備をして各自が適当な場所でゆっくり糸巻きを伸ばしながら凧を揚げます。私は初心者なので金魚の絵と形の和凧を揚げましたが難しく大会の関係者に手伝っていただいた。
友人はベテランで鷲の形をした立体凧(パイン凧)を揚げました。また他の人は和凧とよばれる長方形の大きな津軽凧を揚げました。いずれも難しそうで特に和紙と竹でできた大きな和凧は上げるのが難しいです。

会場は立体凧、たくさん連なった連凧、鳥凧、セミ凧、六角巻凧,丸凧、さまざまなタイプの凧が揚がっています。
巨大なドラゴン頭の連凧を揚げるのを手伝わせてもらいましたが、綱を持つ何人もの大人を軽々と持ち上げる風力はすごい力で驚かされました。
凧は和紙や竹などで構成される和凧とビニール素材で構成される洋凧(カイト)に大別されますがやはりビニールのカイト(洋凧)が圧倒的に多いです。プラスチックの骨組みにビニールが張られている三角形の凧「ゲイラカイト」は簡単に真上に高く上がります。巨大なビニールの凧がたくさん上がっていましたがアドバルーンのようであまり風情が感じられません。しかしそれぞれ凧を揚げるのを自由に楽しんでいて平和の象徴、お祭りです。
競技として、見た目の美しさや滞空時間を競う凧合戦も行われたようですが私達は参加しませんでした。

翌日も同じように凧揚げを楽しみその後一部競技の表彰式がありました。
夜はホテルで夕食会がありきめ細かい配慮をしてくれたボランティア学生も一緒に食事をしました。
彼女は大会行事はもちろん買い物や食事にも快く付き合って案内してくれましたが最後の別れの時、通訳の彼女はやりつくし感か、オイオイと泣き別れを惜しんでくれました。

帰途、油絵風景作品展、世話になった通訳ボランティア学生  ホテルで日本チーム通訳ボランティア学生を囲んで記念撮影以上、国際凧揚げ大会という国際的雰囲気の中、競技というよりも趣味を楽しみながら国際交流を行うという自由で楽しい新しい経験が出来、思い出に残る大変楽しい時を過ごすことができました。
私はコロナ渦の中、昨年末に腰部の脊椎管狭窄症を患い全く身動きができない状態になり最近ようやく日常生活が出来るようになりましたがその間、写真の整理をしたり書類の整理をしたりして思い出に残る旅行を少しずつまとめ整理して拙い文章ですが、LSCホームページに投稿しています。

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