第12回オンライン旅行セミナーのご報告 山田耕作記

北米/南米
  • 日時: 2021年5月8日(土) 10:00~11:30
  • 講師: 武田 徹(CRS JAPANの経営者)
  • テーマ: メキシコ(バハ カリフォルニア半島}ロバに揺られて謎の岩絵群を訪ねる探訪の旅
  • 参加者: 40名(9名欠席)

 今回のセミナーは、日本の裏側メキシコ・カンクンから、武田徹様による「シエラ・デ・サン・フランシスコの岩絵群」を中心に講演をいただきました。
武田様はメキシコに32年間滞在し、長年にわたり旅行ガイドの経験を持ち、現在は旅行社「CRS JAPAN」をカンクンで経営されています。日本におけるメキシコ案内の資料作成のコーディネイト等もされています。
本題に入る前に、武田様の経験から「旅とは」
・4世紀頃の巡礼が始まり
・空間、人、時間を大切にする
・目で感じるのではなく、心で感じる旅が記憶に残る
・作られた旅から創る旅へ
とのお話がありました。

 岩絵群のあるハバ カリフォルニア半島は、メキシコ西部にある半島で、北はティファナ(アメリカ国境)から南のサンルカス岬まで長さが約1,250kmです。日本の山口から青森の1,219kmに相当します。シエラ・デ・サン・フランシスコ岩絵群は、エル・ビスカイノの生物圏保護区に位置し、紀元前1,100年から西暦1,300年頃にかけて、先住民のコチミ人やグアチミ人が人や動物や魚を描き、400か所ほど散在しています。乾燥地域であること、人里離れていることから保存状態が良好です。

 岩絵群への旅は、空路ロスアンゼルス経由でサン・イグナシオへ、そこから標高1,200mのサンフランシスコ村へ車で移動します。そこでキャラバン隊を編成し、ベースキャンプ(サンタテレサ)へ移動するのですが、車の通れる道は無く、馬も難しく、ラバとロバが唯一の移動手段です。ベースキャンプは標高800mですから、往路は4時間、復路は5~6時間を要し、そこには何も無いことから、テント・飲食料・燃料・トイレ等の全てを運搬します。2泊します。次がキャラバン隊の一例です。

・観光客:6名
・ガイド:2名
・スタッフ:4名(ベースキャンプの組み立て、料理人等)
・ラバ:12頭(観光客、ガイド、スタッフが騎乗)
・ロバ:36頭(荷物の運搬)

 サンフランシスコ村の人口は70~80人程度で、キャラバンの観光客は最大8名とのことです。費用については、150US$/人/泊とのことです。
ベースキャンプから岩絵群へは、ラバと徒歩です。興味深い企画ですが、LSCの会員の年齢層には、体力的に難しいようです。因みに、現在までの参加者の最高年齢は75歳とのことです。

 続いてゲネロネグロ(ビスカイノ湾)の紹介がありました。ここは世界最大の天日製塩所があり、三菱商事が参画し、年間800万トン製塩され、世界中に輸出されているそうです。ビスカイノ湾はホエールウォチングが楽しめます。1月に湾内に到着し、2月に出産し、3~4月に外海に出ていくそうです。製塩でも分かるように塩分濃度が高いので、子クジラの泳ぎの初めの練習に適しているそうで、多い時には1,200頭~1,500頭が集まり、ウォチングよりタッチングが可能だそうです。ボートの乗船代と食事を合わせて、50US$/人で楽しめるそうです。

 バハ カリフォルニア半島はダイビングスポットも多くあり、ラパスやロスカポス等は有名です。キハダマグロの養殖もされています。カジキマグロのフィッシング大会は有名で、2019年の優勝者には1億5,000万円の優勝賞金が授与されたそうです。

 3年前にお誘い旅行でメキシコを訪問しました。岩絵群へのキャラバンは少し難しそうですが、コロナ収束後には、武田様のご協力をいただいて、再度メキシコ旅行を計画したいと思います。尚、個人的に武田様にお聞きしたいことがありましたら、冒頭に記述しました「CRS JAPAN」を検索してください。

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