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もう一度行ってみたい・・・ダラット(ベトナム)   山田耕作

アジア

 夏の軽井沢・・・・ベトナム・ダラット

ベトナムと聞けば暑い国を想像されると思いますが、南北に3,000Km余りで、首都ハノイが位置する北部は亜熱帯性気候で、四季もあり冬には防寒具が必要で、最大都市のホーチミンが位置する南部は、熱帯性気候で年間を通して気温が高いです。

今回紹介しますダラットは南部に位置し、ホーチミンから北東に300Km程の所です。海抜が1,400~1,500mにある高原都市で、年間を通して平均気温が18~23℃、日本の夏の軽井沢を思わせる避暑地です。ホーチミンの富裕層の避暑地として、また、ハネムーンスポットとなっています。フランスの統治が長かったことから、料理や建物にフランスを思わせるものが沢山あります。大きくない都市で、目立った観光地も多くはありませんが、心地よい風を感じながら、ゆっくりと過ごすには快適です。林芙美子の小説「浮雲」に登場し、ダラットがラブストーリーの舞台となっています。

私は2度訪れています。1度目は夫婦2人で、2度目は10名程をご案内しました。共に1週間弱の滞在です。毎日、半日程度の観光を行い、残りの時間はのんびりと目的もなしに散策します。

ダラット市ガーデン・・・敷地面積7,000㎡の庭園に350種類以上の花々 ダタンラ滝・・・緑深い森の中にあり、小規模ですが水量は豊富

私達夫婦は、ツアー旅行のように毎日決められたスケジュールでの行動は苦手で、その日の天候や気分で予定が変わる気ままな旅行を行ってきましたので、ダラットの滞在は最適です。ビザを取得(ビザ不要は2週間)して、長期のステイを考えた時期もありました。

ベトナムは共産党一党支配の社会主義国ですが、集団指導体制が定着し、経済面では「市場経済導入」「対外開放」が進められ、何の違和感もありません。国民の意識調査では「重要なパートナーと考える国」「最も信頼できる国」共に、日本を一位と考えており、アジアでは一番の親日国です。国民の90%が仏教のため、食べ物に制限がなく、アルコール類も自由で、ダラットはワインの産地となっています。飲食に困ることはありません。

ダディエン湖(愛の盆地)・・・ロマンチックな雰囲気でデートスポット クレイジーハウス・・・大きな木をモチーフにした奇抜な外観のホテル

日本からはベトナム航空でホーチミンへ。ホーチミンからは飛行機かバスになりますが、私のお薦めはフルフラットシートの寝台バスです。片道1,000円程で乗車できます。ダラットでの移動はタクシーとなりますが、半日ほどの利用であれば1,000円程です。

ホテルは近代的な豪華なホテルもありますが、1932年に政府要人の宿として建てられ、今も使用されているドゥ・パルク・ホテル・ダラットが気に入っています。チーク材の床、クラシックなエレベーター(扉はジャバラで自分で開閉)、大きな天井扇(クーラーは不要)等と趣があります。

旅行に出れば、あそこもここも行きたい、あれもこれもしたいとお考えの方にはお薦めできませんが、のんびりと時を過ごすことを好まれる方には最適です。

写真
・上空からのダラットの街並み

・スアンフーン湖・・・町の中心にある周囲約5Kmの静かな湖

・ダラット市ガーデン・・・敷地面積7,000㎡の庭園に350種類以上の花々

・ダタンラ滝・・・緑深い森の中にあり、小規模ですが水量は豊富

・ダディエン湖(愛の盆地)・・・ロマンチックな雰囲気でデートスポット

・クレイジーハウス・・・大きな木をモチーフにした奇抜な外観のホテル

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