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老い楽通信 1 神原克收 記

随筆/雑記

1.老い楽

昨年末映画鬼滅の刃「無限列車編」を見に行った。最近マスコミで「桁違いのヒット」と大きく報じられている。面白いことは間違いないが、何故これ程までの騒動になるのか正直理解出来ない。少し前になるが大ヒットした「君の名は」「万引き家族」も見た。前者は退屈以外の何物でもなかったし、後者も日本の映画賞を総なめにするほどの感動は覚えなかった。世間(若者)との感覚がこれ程までずれていることに今更ながら驚いている。20代の頃は会社の先輩を見て、結婚しているだけで老人と感じたが、80歳を超えた今「まだまだ」と嘯いているものの若者から見れば「化石」以外の何物でもないのであろう。体力の衰えは感じながらも心がけ次第で少しはカバー出来る。しかし劇的に低下する記憶力だけは如何ともし難い。これからは化石であることを自任しながらも、世の中に増え続ける化石群の化石感を変える意気込みで「老い楽」したいと念じている。暫く化石老人の他愛無いつぶやきにお付き合い下されば幸甚です。

随筆/雑記

コメント

  1. 堀口昌之助 より:

    牛は鬼滅はまだ見ていない。なぜこのように大好評なのか、一昔、これも流行ったハリーポッターを思い出した。英国と日本、いずれも島国ですが歴史も伝統も違うこの島国で人気物語が生み出された。しかも両方とも作者は女性と来た。
    いずれも全く無名であった。島国が持つ何かがこの二つの流行物語を生み出した。海を隔てている島国に住む我々には、道一つ、山一つで他の国という大陸は、日本人には持てない感覚でしょう。そこで、これらのファンタジーは。山一つでよその国ということでは、発想ができないのかも。島国の民だからこそ。専門家の分析を待とう。
    「鬼滅」はパソコンでは出てこない表現ですが、よくこの言葉を生み出した漫画家は偉い。わが国は「鬼」の国です。節分が来ますがこれも、鬼にまつわる話は全国どこでもあります。
    神原さんの「老い楽」をみて、牛は「老い薬」と呼んだ。なんで薬かと。年寄りにつける薬などと、こっちも相当なものです。道で幼子を見ると無性にかわいい。昔はそのようでなかった。「好々爺」で今年もカレンダーを一枚づつめくって生きましょうか。    堀口昌之助

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