1.老い楽
昨年末映画鬼滅の刃「無限列車編」を見に行った。最近マスコミで「桁違いのヒット」と大きく報じられている。面白いことは間違いないが、何故これ程までの騒動になるのか正直理解出来ない。少し前になるが大ヒットした「君の名は」「万引き家族」も見た。前者は退屈以外の何物でもなかったし、後者も日本の映画賞を総なめにするほどの感動は覚えなかった。世間(若者)との感覚がこれ程までずれていることに今更ながら驚いている。20代の頃は会社の先輩を見て、結婚しているだけで老人と感じたが、80歳を超えた今「まだまだ」と嘯いているものの若者から見れば「化石」以外の何物でもないのであろう。体力の衰えは感じながらも心がけ次第で少しはカバー出来る。しかし劇的に低下する記憶力だけは如何ともし難い。これからは化石であることを自任しながらも、世の中に増え続ける化石群の化石感を変える意気込みで「老い楽」したいと念じている。暫く化石老人の他愛無いつぶやきにお付き合い下されば幸甚です。