鍵山 眞由美 記、編集、写真提供
LSC関東支部で、2026年2月26日(木)、赤坂散歩が企画されました。赤坂見附駅で集合し、豊川稲荷東京別院 ⇒ TBSのスタジオ ⇒ 日枝神社を2時間で散策するコースです。昨日からの雨も上がり、14名が元気に参加しました!

豊川稲荷と日枝神社、単に徒歩圏内にある、というだけではありません。このふたつは、共通する重要な役割を持っているのです!


実はこの赤坂エリア。江戸城から見て南西(裏鬼門)に位置しています。「災いが入る不吉な方角」とされていたため、幕府は最強のガードを設ける必要がありました。

「赤坂見附」の見附とは、江戸城の「見張り所」のこと。この赤坂見附の近辺に「江戸城を守る巨大な防衛システム」として、豊川稲荷と日枝神社が絶妙に配置されているのです。

豊川稲荷は庶民や武士の活力(経済・芸能)を支えて街を強固にし、日枝神社は国家レベルの守護を目指し、将軍家の氏神として「魔」を退ける . . . 。


そして、赤坂氷川神社には多くの狛犬が「配備」され、日夜警戒にあたっています。(今回は訪れませんでした。)

豊川稲荷東京別院
豊川稲荷は江戸時代の名奉行、大岡越前守忠相が自邸で祀っていたものが始まりで、その後、明治時代に現在の場所に移されました。

「稲荷」という名が付いていますが、ここは神社ではなく、なんと曹洞宗の寺院!! え~?! そうなの?!! にわかには信じられません。鳥居とキツネであふれているではありませんか!

日本人は古来から八百万の神々を信じてきましたが、仏教が伝来すると、最初はぶつかりつつも、やがて両者が融合していきます。
庶民の間でも「神も仏も同じもの」という感覚が定着していきます。

お寺で除夜の鐘を聞き、その足で神社に初詣で、という感覚は、千年以上続いた神仏習合のDNAそのものなんですね。
豊川稲荷. . . お寺なのに鳥居があり、キツネであふれているのは、そういうわけなんですね。

キツネはあくまで「神様の乗り物」ですが、そのキツネを大切に扱うことで、上に乗っている神様(仏様)に願いを届けてもらおう、という思いが生まれたのですね。
本殿わきの狛犬ならぬキツネ像にも注目!

山門を入ってすぐ左手の、赤ちゃんを抱いた美しい像は「慈母観音」。子宝を授けてくださるご利益があるそうです。
この像は、豊川稲荷が仏教のお寺であることを、しっかりと物語ってくれています。

このすぐわきに、「花の中三トリオ」の森昌子さん、桜田淳子さん、山口百恵さんが高校を卒業した際に植えた記念樹があります。
芸能の神様として名高い豊川稲荷。赤坂には芸能プロダクションも多く、多くの芸能人が参拝に来るそうです。

慈母観音ならぬ、子ギツネを抱いた「子抱きギツネ」の像もあります。豊川稲荷というと財運UP!と思われがちですが、「家系の繁栄」をも、もたらせてくれるのです。

豊川稲荷には七福神が全員集合! 七福神も実は「インド・中国・日本の神様と仏様」が混ざった「混合チーム」。
通常、七福神巡りといえば数時間かけて街を歩きますが、ここでは10分〜15分ほどで巡ることが可能です。

珍しい「融通稲荷(ゆうづういなり)」は、豊川稲荷の中でも人気スポット。黄色い袋に入った10円玉には、江戸時代からの粋な仕組みが隠されています。
この袋、一人につき一袋、自由にお借りすることができます。これをお財布の中に入れておくと、お金の融通がつき、財運に恵まれるとか。

望みが叶ったあかつきには、お借りした10円玉に「利息」の気持ちを上乗せして納めるのが習わしだそうです。さすが、お金の神様!しっかり者ですね!

TBSスタジオへ!
さぁ、そろそろTBSに向かいましょう!

途中、メンバーの一人から、赤坂の老舗和菓子店、青野のみたらし団子の差し入れがありました! うーん、美味!!
青野の和菓子は、かのスティーブ・ジョブズも愛した味だそうですよ。

別のメンバーからは落雁の差し入れが . . . 。チョコレートとはまた違い、シンプルな甘みが歩き疲れた体に染み渡ります。夏に溶けないのもいいですよね。学びました!
赤坂見附には、創業120年の青野のほか、創業500年のとらや本店もありますよ。


TBSでは運が良ければ撮影中のスタジオの様子が見学できるかも。でも、残念!今日はNG。日頃の行いはいいはずなのに?!

でも、ほら、雨も降らずにこうして記念撮影ができました。ラッキーですよね!
日枝神社
日枝神社は小高い山の上にありますが、驚くことにエスカレーターが完備されています。さすが、この神社のスケールに負けない装備です。

日枝神社は、徳川将軍家が江戸城を築いた際、「裏鬼門」を守る鎮守として建立されました。今でも皇居を守る神様として、国賓や政治家も参拝に訪れるそうですよ。

豊川稲荷がキツネなのに対し、日枝神社の使いは「神猿:まさる」です。「さる」という音が「魔が去る」や「勝る」に通じるため、こちらもご利益満載!

本殿の両脇には、狛犬ではなく、夫婦の猿の像が安置されています。夫の猿は商売繁盛、妻の猿は子宝、安産、縁結びをかなえてくれるとか。

子ザルを抱いた母猿

狛犬と違って穏やかな猿の夫婦

日枝神社の裏手にある千本鳥居は都内でも有数のフォトスポット。赤い鳥居がトンネルのように続く階段は、京都の伏見稲荷を彷彿とさせ、神聖な気の流れに満ちています。

「のどを潤す反省会」は赤坂見附駅のそばのお魚の美味しい居酒屋さんで。キツネさんやおさるさんにご利益をいただき、乾杯で景気づけをしてハッピーな一日は終わりました。

まとめ
赤坂が江戸城の裏鬼門であり、不吉なものの侵入を防ごうと豊川稲荷と日枝神社が配置されていることを知りました。豊川稲荷が神社ではなく、実はお寺だったのにはびっくり!
赤ちゃんを抱いた慈母観音、子ぎつねを抱いたキツネ像、子ザルを抱いたまさる像、など、ほっとできるスポットもありました。

春はすぐそこ。素晴らしい企画を立ててくださったメンバーの KK さん、KSさん、 KA さんに感謝です。ありがとうございました。そして、お疲れさまでした!




