6月4日～6日、私にとっては初めての輪行旅行。阿蘇には行った事が無く行きたい気持ちでいっぱいでしたが、最近自転車にも乗っていない私がみんなと一緒について走れるのだろうか。不安と心配で自宅を出ました。
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一日目 6月4日(火)
◆新大阪 新幹線8時発⇒熊本⇒阿蘇13時41分着⇒輪行(9.1km)⇒バラ園・ミルクファクトリー⇒輪行(1.6km)⇒阿蘇内牧温泉湯巡追荘
先ずは列車での自転車の置き場所を確保出来て一安心です。新型コロナウイルス感染症も「5類感染症」になり、座席も対面です。5時間40分も座ったままでとても長い時間を過ごす事になると思っていましたが和気あいあい昼食のお弁当・おにぎりを食べて又、喋る 喋る。あっという間に阿蘇駅に到着。
自転車を組み立てて‥‥流石みんな速い。ぎこちない走りでさあ出発！ 途中坂道が‥ギアの入れ方がイマイチでスムーズに走れません。みんなは景色の話をしていたりしますが余裕がない。高木リーダーは私を気遣ってか休息を何回かとってくれます。平坦な道が続き少し慣れてきました。青い空と山々が遠くにあり盆地かな？風も気持ちよくて‥(自転車に慣れると走りたい気持ちが強くなるのだろうな)などと思いながら走っているとバラ園があり無料なので寄る事に。終わりかけではありますが綺麗な花、においをかいだり名前を見たり癒されたひと時でした。隣接するミルクファクトリー。のどを潤そうと地ビールで乾杯！あ～美味しい！
宿はもうすぐそこです。細い道を走り着きました。「阿蘇内牧湯巡追荘」(あそうちまきおんせんゆめおいそう)と読むそう。チェックインして自分の好きな浴衣を選びお部屋へ。和室２部屋・洋間でこぎれいな部屋です。この旅館は17時30分から20時までの夕食なのでお風呂はおあずけ。
夕食はバイキングです。会場を見て「え～～凄い！」順番に取っていきます。天草直送の刺身に握り寿司・海老の天ぷら・ハマグリ若竹煮・焼き鳥・国産霜降牛・焼き野菜とボタンを押せば綺麗な泡の生ビール。先ずはハマグリ若竹煮の鍋に火をつけて、食べた後も雑炊にしたり、卵を入れてスープとして頂いたり。その間に焼肉を自分で焼いて食べます。丁度一口サイズでパクパク食べられ美味しい～！ ハマグリも大きくて食べ応え有り。お出しが美味しくて、いつもは食べないのにほんの少しご飯を入れての雑炊を！ ホタルイカの沖漬・郷土料理に日本酒と‥‥なんたって食べ放題、飲み放題！ みんなも種類豊富なサラダ・デザート・甘酒とフルーツのミックス・果物等、食べる 食べる満腹です。まだ食べられなかったものは明日にしましょう！
お待ちかねのお風呂です。泉質は単純温泉(低張性・弱アルカリ性)湯船につかると肌に心地良い泉質 清潔感のあるお風呂！ 露天風呂は～っと？ お庭とまぁるい 藤で編んだような椅子が5個あるだけ！露天風呂ではないけれど季節も程よく座ってくつろぐのも？おしゃべりが弾み一日の終わりでした。
二日目 6月5日(水)
◆阿蘇内牧温泉湯巡追荘⇒タクシー(8km)阿蘇大観峯⇒軽食⇒徒歩(4.4km)⇒バス(3.3km)⇒徒歩(350m)⇒阿蘇内牧温泉湯巡追荘
今日の朝食はバイキングでたくさんの種類が並んでいて又、食べ過ぎてしまいました。9時半出発とゆっくりです。阿蘇大観峰までタクシーに乗りどんどん上って12分ほどで着きました。標高935ｍで標高差が400ｍもあるそうです。見渡す限り360°のパノラマの山々と見下ろせばきれいに区切られた田んぼと家々！お天気も良くて絶景です。正面に(南方向？) ある阿蘇五岳はお釈迦様の寝姿に見えるので「涅槃像」(ねはんぞう)と呼ばれているそうです。本当に素晴らしいいつまでも見ていたい景色でした。
軽食を頂き13時半を過ぎて、バスの時間が15時過ぎなので歩いて降りる事になりました。勿論私はバス派でしたが…8㎞ほどなので２時間くらいで着くはずです。携帯のナビを見ると車道だけで近道はないようです。大自然を望みながら程よく風も吹きますが暑い！歩いているのは私たち10人のみです。１時間ほど歩き双眼鏡が設置してある休息所です。本当に夕方までに帰れるのかと思い私はヒッチハイクで帰りたいと思い出しましたが２～3人ならともかく10人です。何回か手を挙げてみました。「みっともないからやめなさい」と夫に言われ 仕方がないので山の植物でも観ながら楽しんで帰りましょう！ 凄く綺麗な鳴子百合が3本も有りつぼみもたくさんつけていました。
そうこうしている間にバス停で見た時刻になろうとしていました。バスはまだかと振り返りながら進んでいると来ました！！ サッと手を挙げて…バスの運転手さんが止まってくれました。「乗せてもらえますか？」ドアを開けてくれました。ラッキー！「少し先に男性５人が歩いているのでお願いします。」良かったー。このまま歩いていたらナビでは55分と出ていたようですがその時間では着きそうにありませんでした。旅館の近くのバス停で降ろしてもらいやれやれ。
お風呂で疲れをいやし又、バイキングの夕食です。今日は食べ過ぎないように！と言っても見たら食べてしまいます。飲んでしまいます。最後の夜、ゆっくりお風呂に入って飲みなおして今日も楽しい一日が終わりました。
大観峯
内牧温泉の北東方にある外輪山の一峰。標高は約935mで、直下に眺める阿蘇谷(阿蘇市街地)との標高差は400mにもなる。阿蘇を代表する絶景スポットです。ここからは360度の大パノラマが楽しめ阿蘇の街並みや阿蘇五岳、くじゅう連山までが一望できます。ここから望む阿蘇五岳は、お釈迦様の寝姿に見えることから「涅槃像」と呼ばれています。
三日目 6月6日(木)
◆阿蘇内牧温泉湯巡追荘⇒輪行(11.4km)⇒JA阿蘇グリーンショップにて休憩⇒輪行(5.8km)⇒阿蘇駅⇒熊本⇒新大阪駅
8時半に出発しようと自転車置き場へ行き自転車を繋いだチェーンの鍵を外そうと思った時「あ！鍵を置いてきた」長いこと使っていなくて忘れていました。コンパクトにしようと駐車場の鍵を置いてお家の鍵だけを持ってきてしまった。駐車場の鍵とチェーンの鍵が一緒についていたのに…どうしよう。取り敢えずチェーンを切らないと…でもそんな太いチェーンを切るようなニッパーは旅館にはありません。自転車屋さんも11時開店です。仲間が調べてくれた鍵屋さんも遠くにしかなく…夫が板金屋はないかと聞くと１分のところにあると言われ、板金屋さんがトラックにガスボンベを積んで来てあっという間にあの太いチェーンを切ることが出来ました。良かった！みんなが一緒で。時間も30分も過ぎてみんなに迷惑をかけてしまって申し訳ないと言うと そんな事は大したことじゃないと言われホッとするとともにうれしく思いました。
さあ出発！ 途中JA阿蘇グリーンショップに寄りトイレ休憩。お店の正面には「涅槃像」が…道の向こう側に米倉庫を建てているところで、今までは「涅槃像」の全景が大きく綺麗に見えていたのに見えなくなる事をお店の方はすごく残念がっていました。景色よりも建物が優先だったと本当に残念！ 余談だが東京の積水ハウスは富士山が見えなくなったと完成したマンションを解体すると言う。少し考えさせられる。さぁ阿蘇駅目指して走ります。阿蘇駅に隣接した道の駅にてお弁当を買って外にあるテーブルで昼食を済ませ、自転車を畳んで大阪へ向けて帰ります。電車内ではもう次の輪行を決めています。私も自転車を購入したのだから参加して走らないと と思うけど予定が合わない…
18時半頃新大阪駅に着き食事をして帰ろうと改札を入った途端女の駅員さんが「それ駄目ですよ。」「ちゃんと全部覆ってくださいよ。」下の駒を覆ってサドルを下げて…「開いているから駄目です。」どうしようと元々空いているのだからこの場ではどうにも出来ないではないか。そして切符を出してくださいと言い持って行きつかえないようにしてしまった。仕方がないので一旦改札を出て違う改札から入り帰れたのだが初めて言われたことで、何故他の駅員さんは見ているはずなのに注意しないのか疑問だ。ネットで見ると確かに専用の袋に入れてと書いてあるが12㎏と持ち歩くには大変だ。便利なものを探してみたいと思う。
今回の輪行旅行は最後の駅員さんのことを除けば大変有意義な楽しい美味しい旅でした。皆さん大変お世話になりました。日程が合えば参加してもっと自転車に慣れていこうと思います。ありがとうございました。
高田幸夫さんに動画を作成いただきました。6分半の大作です。ゆっくりお楽しみください。
編集担当 安樂秀典
