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四国八十八か所遍路の記録 6日目 正木伸治 記

随筆/雑記

2022年(令和4年)4月11日(月)~4月17日(日)

6日目 4月16日(土)

**距離、累計は歩行距離

出発 6:00
到着 17:45
参拝寺 第20番札所 鶴林寺、第21番札所 太龍寺
宿泊地 徳島県阿南市新野町宮ノ北36
宿泊所名 民泊 パンダ屋
料金 一泊二食付き6500円
ルート 民宿鮒の里 ~車 ローソン勝浦町沼江店 ~ 鶴林寺 ~ 太龍寺 ~ 民宿パンダ屋
距離km 19.9
累計km 115.6

無念、残念、悔しい!!

今日も予定通り、20番札所を回った。

スタートは、昨日食料の買物に来たローソン勝浦町沼江店からである。民宿からそこまでは、民宿のオーナーが約束通りに車で送ってくれた。この日の厳しいコースのことを考えると非常に助かった。

鶴林寺、太龍寺共に厳しいコースで、それぞれ急なアップ・ダウンがある。

特に鶴林寺は、長い上りと下りである。

当然不調の膝(特に右)に大きな負担がかかった。さらに先般の藤井寺から焼山寺の様に荷物を持たない状態ではなく、フルの荷物であった。膝が大きな悲鳴をあげていた。そして、極めつけは、太龍寺からの下山時に厳しく危ない箇所もあるいわや道、平等寺道という古道を歩いてしまい、危うく転倒しかけでノルディックスティックを1本折ってしまった。折れていなかったら、まともに自分の体に負担がかかったかもしれない。折れたスティックが守ってくれたのかもしれない。原因は厳しいコースというより、不調の膝かもしれない。

そんなことで、このまま遍路を続けていたら、とんでもない事故に遭遇し、まかり間違うと命まで落としかねないと思えてきた。遍路を続けることを、無念、残念、悔しいけど断念することにした。今回の断念だけではなく、今後も歩き遍路は無理かもしれない。さらに、もう一度行きたいと思っているスペイン巡礼もしかりである。

膝さえ悪くなければ、気力、体力とも大丈夫だと思うので誠にもって歯痒いし、悔しい。これも老齢による劣化なのであろう。

今回遍路は、明日の22番札所 平等寺と23番札所の薬王寺で終わる。

まもなく厳しい山道に入る

昔ながらの遍路道

こんな厳しい上りばかりです。

もう間もなく鶴林寺に到着でこんなに高いところまで来た

鶴林寺に参拝を終わると、眼下に見える川のところまで下る

第20番札所 鶴林寺 山門

第20番札所 鶴林寺 本堂

第20番札所 鶴林寺 大師堂

鶴林寺から降りてきたところに那賀川が流れている。先ほどの写真に写っていた川

空気が澄んで綺麗な川の流れに癒された

第21番札所 太龍寺 山門

第21番札所 太龍寺 本堂

第21番札所 太龍寺 大師堂

太龍寺の境内

いわや道(旧遍路道)にある空海像の後ろ姿。疲れていたし、危険な道だったので前に回ることは諦めた

旧遍路道のいわた道とその先の平等寺道の標識 荒れ果てていた道を数年前に修復したとのこと。しかし、修復後もかなり厳しい道もあった

旧遍路道から出てきて県道を挟んで遍路休憩所があった。ここに、この日に泊まった宿のオーナーが車で迎えに来てくれた

ヘルシーでたくさんの料理の民泊「パンダ屋」さんの夕食

編集担当 正木伸治

 

随筆/雑記西日本

コメント

  1. 神原克收 より:

    途中で打ち切りさぞ残念でしょう。でも身体を壊しては元も子もありません。素晴らしい決断だと思います。人生100年時代、身体さえ元に戻ればまだまだ活躍の道は無限にあります。今は我慢、我慢、我慢!早期回復をお祈りします。

    • 正木伸治 より:

      神原様  有難うございます。膝の具合を見ながら、歩くことだけにこだわらず、適宜交通機関なども利用して、そのうちに結願に向けて再チャレンジするつもりです。

  2. 相田達雄 より:

    さすがに正木さんだね 諦めない! ねばる! わたしも真似をしなくちゃ!!

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