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「ええとこ山口!」再発見の旅 高田幸夫 記

西日本

 山口県観光と云えば、昔から「秋吉洞」「萩」「錦帯橋」である。もう数十年前に訪れてから行っていない。最近ではそれに加えてインスタ映えのする場所としても人気がある「角島大橋」「元乃隅稲荷神社」「別府弁天池」が加わった。写真ファンにとって欠かせないところである。そこで夫婦二人で2泊3日の山口再発見の旅に出かけた。

ゆきお
ゆきお

今、旅行すると、GOTOが始まる前の「県民割」クーポンがゲットできるところもあるよ!

みえこ
みえこ

ゴールデン・ウイークは除外されるが、5月末まで延期されたので是非!

高台から望む角島大橋


 コロナ蔓延防止重点措置が解除されたとは言え、3密は避けたい。今年のゴールデンウイークの人出は昨年比70%増の混雑が予想されることから天気予報を見て4月17日から出かけることにした。急遽計画を立てて新幹線やホテルの予約を入れが、容易に確保できた。

初日(インスタ映えの新山口を訪ねて)

■初日コース: 新幹線小倉駅~角島ドライブ~元乃隅稲荷神社~萩

新幹線小倉駅でレンタカーを借りた。レンタカーショップで観光情報や角島への道の混み具合を尋ねた。親切にも現地ならではのいろんな観光情報、カメラ撮影スポットまで教えてもらった。そして、話によると角島は今では全国から観光客が来るので、今日は日曜日なので大混雑、角島大橋を渡ると帰りが大変、夕方にしか島から戻れないことが予想されるとのことであった。ところが実際には道路や昼食レストランも空いていて、快適なドライブをすることが出来た。LSC会員の皆さんに是非とも「お薦めしたい!旅」先として紹介する。

みえこ
みえこ

今は、国内の穴場巡りのチャンスかも・・・予約が簡単に取れるし、何よりも空いているので良いね!

角島大橋をドライブ

 最初の観光地・角島大橋を渡る前に大橋の全景が望める高台に上った。コバルトブルーの海に架かる橋は噂に違わず絶景である。ここから眺める海は沖縄を凌ぐほどである。絶景を楽しんだ後は爽快感抜群の橋上ドライブして角島へ。山口県随一美しいとされるコバルトビーチのみえるレストランにてランチした。食後、透き通った浅瀬のビーチを夫婦で散策した。夏にもう一度来て、ゆっくり泳いでみたくなるようなところである。車に乗り、更に島の北端にある牧崎風の公園に行き、潮風を浴びながら遊歩道を歩いたり角島灯台に上り日本海を一望したりした。

みえこ
みえこ

昨年行った沖縄・宮古島の伊良部大橋を想像したよね。はるばる沖縄まで行かなくても・・・こんな素晴らしい景色が!

高台から見た角島大橋

 初日2番目の観光は「元乃隅神社」である。昭和30年創建の神社であるが京都伏見稲荷神社同様外国人観光客が多くなると共に人気が出てきたところである。紺碧の日本海と朱色の鳥居は今や山口を代表する絶景スポットである。ここでは鳥居の上に賽銭箱が設置されている。日本一入れにくい賽銭箱に賽銭を投げ入れると願いが叶うとか・・・。

ゆきお
ゆきお

賽銭を何度投げても入らない。幸せは神頼みではなく、自分の手でつかみ取れ!ということか・・・

元乃隅稲荷神社
鳥居の中を上りました

 萩に着いたのは夕方になり、萩城跡だけ見て宿泊ホテルに入った。レセプションで4千円の観光クーポンをゲットした。夕食は日本海の幸がたっぷりの料理(本場のてっさ等)を舌鼓しながら一日を振り返った。夕食後、ロビーで音と光の織り成す派手なショウを見て一日を終えた。

宿泊ホテルの夜のジョウ

二日目(昔の山口再発見)

二日目コース: 萩城下町散策~青海島クルーズ~コバルトブルーの別府弁天池~秋吉台ハイキング~下関

 今回の旅行は「新しい山口の発見」であるが「昔の山口の再発見」も含む旅となった。江戸時代の面影が残る城下町・萩は欠かせない。意外と知られていないことの一つに、白壁の風情のある街並みを散策していると萩焼の窯元が多い。萩焼は茶人好みの器として知られ、長年使い込むと、変化して枯れた味わいの器に変化する。陶芸を嗜む一人として興味深く覗き込んだ。歴史的建造物も多い。藩の御用商人を務めた豪商・菊屋家や近江商人・久保田家の屋敷は一見に値するところであった。

ゆきお
ゆきお

知らなかった!萩城下町は明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録されているってこと

菊屋家の庭

 次に、日本の渚百選にも選ばれた青海島をクルージングすることにした。青海島1周80分のコースでいろんな奇岩怪石がつながるダイナミックな景観が楽しめる。船は奇岩の間近に迫ったり、洞窟の中に入ったりする。洞窟の中はイタリアの青の洞窟を思い出させる。昼食は道の駅・センザ・キッチンで仙崎漁港で採れた魚がたっぷりの海鮮丼を食べた。

みえこ
みえこ

 海鮮丼の中になんと10種類もの魚介類が・・・・特上にしてよかったわ!

ゆきお
ゆきお

青海島は海上アルプスとも呼ばれ、海から見る岩場や洞窟が凄い!

下の画像をクリックすると「青海島クルージング」(2分)の動画

放映されます

 青海島から小一時間走るとの一つの別府弁天池がある。名水百選に選ばれた池で毎分11トンもの湧水が溢れ出ていて、飲むと長寿になるとも云われている。この湧水にはカルスト特有のカルシュームなどのミネラルが多く神秘的なコバルトブルーの色を放っている。

ゆきお
ゆきお

日本の青(ブルー)の絶景スポット31選というのがあって、山口では「角島大橋」と「別府弁天池」が入っている。

みえこ
みえこ

確かに幻想的な美しい青(ブルー)の景色を見ると癒されますね。数えてみると私たち夫婦は既に北海道の「青い池」から沖縄「ニシハマビーチ」まで随分行っているよ。

別府弁天池

 秋芳洞や秋吉台には何度も訪れているので、趣を変えてカルストロードをドライブした後、秋吉台ハイキングを楽しんだ。ジオパークセンターで頂いた秋吉台トレッキングMAPを片手に、北山・冠山の2時間ハイキングを楽しんだ。まだ、野焼きの跡が残る台地に新芽が出始めており、なだらかな斜面を歩く楽しいハイキングとなった。

みえこ
みえこ

なだらかな斜面が続く秋吉台ハイキングは高齢者にぴったりかも・・・

ゆきお
ゆきお

ただカルスト台地をドライブするより、歩いて楽しむハイキングはまさしく秋吉台再発見だった!

秋吉台カルストロード

 二日目の宿は下関の「海峡ゆめタワー」の近くであった。宿に着くと同時に早速夜の下関に繰り出した。居酒屋に入って食事をした後、夜の下関ベイエリアを散策、ゆめタワーの展望台から夜景は素晴らしかった。

夫婦
夫婦

夫婦で、夜の下関ベイエリア散策はとてもロマンチックで若い時に戻った気分だった

関門大橋の夜景

三日目(関門海峡歴史めぐり)

■三日目コース: 大蔵神社~みもすそ川公園~火の山公園~カモンワーフ~はい!からっと横丁~唐戸市場~亀山八幡宮~赤間神宮~新幹線小倉駅

火の山より関門大橋を望む

 今年注目の「源氏と平氏」を知る旅に相応しいところとして下関・壇ノ浦がある。

  • 大蔵神社: 源義経が必勝祈願をした地に建てられた神社
  • みもすそ川公園: 壇ノ浦古戦場跡で源義経・平知盛像がある。近くで歴史体感紙芝居が開催されている。壇ノ浦源平合戦を知ることが出来る
  • 赤間神社: 源平壇ノ浦の合戦に敗れ、わずか8才で関門海峡に入水された安徳天皇(平清盛の孫)が祀られている
ゆきお
ゆきお

今、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の源氏と平氏の戦い・・・下関にはその史跡が多いよ!

赤間神社本殿

 下関は古くから栄えた港町、散策するとレトロな建物がいっぱい。旧下関英国領事館、旧秋田商会ビルなどノスタルジックな想い誘うところである。

 関門自慢の海の幸がいっぱいのところでもある。唐戸市場はプロが通う卸市場、小売りも入っており一般客も買うことが出来る。カモンワーフにはレストランや海産物やお土産店が並ぶ。昼食はここで海鮮丼を食べた。

みえこ
みえこ

下関水族館「海響館」ではイルカとアシカの共演がみれるよ! 子供たちも喜びそう~♪

ゆきお
ゆきお

急に思い立って出かけた旅だったけど、とても充実した旅になった。海外旅行にはもう少し時間がかかるけど、国内にもいっぱい素敵なところがあるよ!

みえこ
みえこ

山口には過去に何度か来ているけど、新たな発見にたくさん出会ったね。ちょっと工夫することによって同じところでも別の楽しみも味わったわ。

編集担当 高田幸夫

西日本

コメント

  1. 相田達雄 より:

    青海島のクルージングは臨場感にあふれ楽しむことができました 

    • 高田幸夫 より:

      ありがとうございます。海の上にアルプスがあると言う感じでしたね。

  2. 堀口昌之助 より:

    見事に、かように多くの場所を訪れておられ、感心しきりです。
    今回は温泉が入っていなかったようですが、有名なところはありませんが、ひなビタところで、長門市から山に入ると、俵山温泉があります。この泉質が特異で、アルカリ度12です。日本一、全ての肌の垢が落ちます。湯治に来る人多数で、無役時代の安倍首相も頻繁に。
    同級生がここで女将をしていて、やっと去年訪れました。私事お許しを。

    • longstayclub より:

      堀口さん、ひなびた温泉巡りもイイですね。機会があればご紹介の俵山温泉に訪れてみたいです。

ロングステイクラブ関西