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輪行チームが“ビワイチ”達成 奈良県 後藤繁 記

西日本

 皆さん今日は。輪行チームメンバーの後藤繁です。今回は“ビワイチ”の残っていた区間(奥琵琶湖)を高木リーダー他8名でサイクリングしてきました。
 ところで、皆さん“ビワイチ”って言葉ご存知でしょうか?関西地区以外の会員さんは余り耳慣れない言葉と思いますが、これは琵琶湖をひと回り自転車で走破することです。輪行チームは残すところ奥琵琶湖方面の約80㎞を今回走れば“ビワイチ”達成です。
 春うららかな4月7日〜8日に掛けてチャレンジしてきました。

順子サブリーダー
順子サブリーダー

絶好のサイクリング日和に、琵琶湖を望みながら湖岸のサイクリングロードを走りました(下の▶マークをクリックすると動画に!)

初日(4月7日)

まず第1日目のメンバーの集合は午前10時にJR彦根駅でした。
集合時間前には全員揃い自転車の組み立てをして、高木リーダーの元気ある挨拶といつものようにサブリーダーFさんのサイクリング中の注意事項の説明でいざ出発。

最初に彦根城の見学かと思いきや、そこは時間的な都合で入城せず、右手に立派な石垣と満開の桜を見ながらお堀端の道を抜け、ペタルをこぐ足も軽やかに一路長浜城へと北へ進んで行きます。

途中コンビニでお昼の食事用弁当を購入し景色の良い湖畔で花見をしながら食事タイム。湖上の空にはパラモーターが2機気持ち良さそうに飛行していました。

サイクリングロードの“さざなみ街道”は整備されており、高速自転車用の道と低速自転車用が区分けされ、私達輪行チームは低速用ロードを一列に走行して行きました。

信男案内人
信男案内人

ビワイチの旅はサイクリングロードはとても整備されているね。標識もしっかりあるし安心して走れるよ(下の▶マークをクリックすると動画に!)

ここでも景色は最高、右手遠くには残雪の伊吹山の雄姿、左は沢山の鴨がゆったりと浮かぶのどかな琵琶湖そして満開の桜並木ロードです。長浜城は桜の名所、多くの花見客が来られており私達も天守閣と桜の最高のコントラストに何枚も記念写真を撮りました。集合写真を撮るとき中年の花見客おじさんに(私達と同年代?)シヤッターをお願いしたところ、快く引き受けて頂き、おまけにおじさんの地元(高月町)にある国宝十一面観音菩薩像見学を勧められました。

洋マスター
洋マスター

長浜城のある豊公園を散策! 春爛漫を満喫する人がいっぱいでした

(下の▶マークをクリックすると動画に!)

長浜豊公園

渡岸寺観音堂の国宝十一面観音菩薩像は、腰をわずかにひねるかのような豊麗な姿態に、恐らく日本にただ一つだけのおへそが見える、仏身ながらミロのビーナスの様な官能的な量感を漂わせている観音菩薩像。流石はおじさんが自慢をしただけある観音様でした。

夕方になると風も出て来て早く今晩の旅館に着かないかな〜と思いながらペタルを漕ぎました。午後5時前に宿泊場所のしずがたけ光明石之湯“想古亭源内”に到着。そこは町から少し離れた古民家で趣のある宿、小山のり面を利用した江戸時代の建家です。

一棟貸の古民家に宿泊しました
炬燵と囲炉裏を囲んで団欒のひと時

夕食は地元琵琶湖のビワマス、モロコ、手長エビやウナギの肝、かば焼き等で温かくおもてなしして頂いた。料理に合う地酒の冷酒も美味しかった。

地元の食材を使った料理と女将の気配りに感激しました

お風呂は人工温泉だが他の客も少なくゆったりと入浴できた。珍しかったのは湯船の横に檜造りの五右衛門風呂が置かれており入浴出来た事でした。

食事の後は炬燵を囲み賑やかに輪行チームの3ヵ月先までのスケジュールの打ち合わせ。各月のサイクリング日程調整では難航することも・・・

二日目(4月8日)

2日目は 今回のサイクリング最大の見どころ“海津大崎の桜並木”です。出発の間際には、宿の女将さんから全員に🍙の差し入れ。おむすび入れには1包みごとにお礼の言葉が添えられていました。感謝!!

今日の行程には登坂やトンネルが幾つかあります。宿を出て少し行ったところから登坂が始まり、昨日から今まで自転車を降り押して進むことはありませんでしたが、何名かのメンバーが押歩きで登りました。そして長いトンネルでは車の走行音が異常に大きく怖さもありましたが大丈夫でした。

宏斉リーダー
宏斉リーダー

平地だけではなく、坂ありトンネルありのサイクリングは変化があって楽しいね。安全運転でこれからも楽しみましょう(下のを▶マークをクリックすると動画に!)

サイクリングをしていて良い事は色々な物が身近に目に入ることです。

今回は人工的にブロックなどで補強をしていない川の堤防を走行中、土手ののり面に一杯の土筆を見つけ自転車を止め皆で土筆取りをしました。M夫人とOさんは帰宅後土筆料理をされ、早速輪行チームLINEに写真送ってくれました。

お昼前には“海津大崎の桜並木”街道近くに到着。その前に車で来られていた京都のK夫人と名古屋のK夫人から、私達が近くに居るので会えれば良いねと連絡を頂いたので、OK、了解の返事をして落ち合場所を決めその場所へ。

ただ“海津大崎の桜並木”は数キロもある長い桜並木で車道は狭くおまけに観光客も多くて落ち合うのが大変。しかし上手く合流でき感激でした。お二人からはお昼の弁当の差し入れを頂き話に華が咲きました。

LSC会員の飛び入りがあり、弁当を差しいれて頂きました

素晴らしい“海津大崎の桜並木”の景色とお二人に別れを告げ、“ビワイチ”達成のJR近江今津駅へ向け、琵琶湖の美しい松林を見ながらサイクリングロードを走り午後2時30分頃無事JR近江今津駅に到着しました。

これで輪行チームの“ビワイチ”が達成しました。ばんざ〜い!!走行距離は第1日目が45㎞、第2日目が28㎞でした。

ゆきおカメラマン
ゆきおカメラマン

今回のビワイチの旅は、風を体いっぱいに感じて、豊かな自然と美味しい食材に加えて、心温まる仲間の差し入れ弁当もあり思い出の旅になったね(下の▶マークをクリックすると動画に!)

海津大崎の桜のトンネルを潜り抜けました

 2日間を通して無事故でと思っていましたが、2日目に追突防止の為急ブレーキをかけた事によって自転車と一緒1人が倒れ足に打撲と擦り傷をしました。ただ車間距離をとっていた為、大した事故にならなかったのが幸いでした。
 今回“ビワイチ”を達成できたのは高木リーダーの力強い牽引力とサブリーダーのFさん、そしてメンバーの助け合いが有ってこそ出来たものです。

繁記者
繁記者

これからも皆さん楽しいサイクリングをして行きましょう!!


 

編集担当 高田幸夫

西日本同好会活動

コメント

  1. 手川 薫 (神奈川) より:

    素晴らしい同好会ですね。活動の映像はいつも楽しく拝見させていただいております。今回も素晴らしい季節で桜と晴天に恵まれ、皆さんの普段の行いの良さが想像できます。

  2. 堀口昌之助 より:

    達成おめでとうございます。なかなか出来んことで、一人では無理でも、集まるとできるのですね。こちらはその話を聞いて満足です。奈良漬で酔ったような話で。

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