ボヤキ通信40

40 香港問題に何故声を上げないのか!

 中国は香港国家安全法を制定という暴挙に出た。これで香港の「1国2制度」は実質的に崩壊し、1997年イギリスからの返還の際の約束は完全に反古となる。香港の言論の自由、人権は踏み躙られることとなった。

 この暴挙に対し猛烈に抗議をしているのはアメリカだけである。ここでもマスコミ報道では「大統領選挙目当て」という枕詞が付いているが・・・。

旧宗主国のイギリスも米豪加と合同で懸念表明するに留めている。日本に至っては在日中国大使を呼んで「深い憂慮」を伝えただけである。

 日頃ことある毎に「表現の自由」「報道の自由」「人権擁護」を叫んでいる日本のマスコミも一応非難記事は載せているものの極めて抑制的だ。直近の国家公務員法改正案を葬った際の熱気や勢いとは掛け離れている。もっともこの問題でも国民のSNS世論の盛り上がりに背中を押されて非難報道を強めた感は否めないのだが・・・。

 政府のコロナ対策、黒川問題等であれほど盛り上がった国民世論も香港問題では一向に声が上がらない。

マスコミよ、国民よ、政治家よ、国内にばかり目を遣らずもっと世界の動きにも目配りをしようではないか。「今日の香港、明日の台湾、明後日の沖縄、そして・・・」とならないように。

コロナを機に世界は大きく、急速に動いている。大きく目を開け、その動きをしっかり見極めようではないか。

                                                         関西支部 神原克收

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