38 マスコミはレッテル貼りを止め事実を見よ(その1)
アフターコロナを睨み米中の対立が激しさを増している。米中の応酬に対するマスコミの対応を見ていると看過出来ない
問題があるように思う。特にトランプ大統領の発言には必ずレッテルが貼られていて、発言内容の正否は吟味されないまま
報道されている。
レッテルは次のようなもの。曰く「11月の大統領選挙目当ての発言だ」、「自らのコロナ対策遅れをカモフラージュ
するため中国叩きをしている」等である。
トランプ大統領の発言内容が正しいのかどうか、事実に基づいているのか否か、に付いては殆ど検証されず、
ただ「選挙目当ての発言だ」「アメリカのコロナ対策遅れを隠すのが狙いだ」で片づけられている。
発言内容は米中どちらに理があるのか、発言の本気度がどの程度か、本気であればアフターコロナの世界はどう変わるのか、日本はどう対応すべきか等に踏み込んだ報道は殆どされず、レッテルを張るだけの記事が余りにも多い。このマスコミの堕落が日本を危うくしている。 関西支部 神原克收