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ボヤキ通信34

34 政治家の言葉が「軽い」(政治家の表現能力)

今に始まったことではないが政治家や役人の言葉が「軽い」。

「総力を挙げて」「全力で取り組む」「あらゆる手段を動員して」「スピード感を持って」「速やかに」「しっかり」などの美辞麗句が躍る。あたかもスポーツ新聞の見出しの政治版のようだ。しかしどれも空疎な枕詞としか思えない。本当にその気になったらどんな言葉を使うのだろうか?

近年の政治家の話し方で気になること。

それは原稿の棒読み。思いのたけを自分の言葉で語らずして国民の心に響く筈がない。そもそも初めから「思い」がないのだろう。それが証拠に選挙の時は原稿なしで見違えるほど雄弁になる。

政治家に求められる表現能力《今》と《これから》

《今》◎約束や答弁は定性的にし、定量的に表現しない能力

◎質問をはぐらかし、論点をすり替える能力 

◎中身のないのに立派な中身があるように見せる能力                             《今後》◎平易な言葉で判り易く且つ具体的に説明する能力

◎原稿に頼らず、官僚の言葉ではなく、自分の言葉で説明する能力

※前提条件:マスコミが枝葉末節の言葉尻を捕まえ揚げ足取りをしないこと

                                     関西支部 神原克收

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