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2026 高雄ロングステイ(6)  鍵山 眞由美 記

随筆/雑記

1月18日 そうだ!旗津中津に海鮮料理を食べに行こう! 

ベテラン会員SMさんにより、旗津島へ海鮮料理を食べに行こうという企画が提案されました。高雄からフェリーでわずかな距離にある旗津島。台湾の古い友人もご一緒してくださいました。

いざ、旗津島へ!

旗津島を地図で見ると、その防波堤のような形にビックリします。どう見ても天然の島じゃないでしょ! もしかすると、人工的に作られた防波堤なのか . . . ?

実はコレ、もともとは天然の砂洲だったそうです。

現在のような「島」になったのは、意外と最近の1967年。高雄港の拡張工事がきっかけで、大型船がスムーズに港に入れるよう、本土とつながっていた部分を掘削したのだそうです。

そうだったのか、旗津島! 

定番の観光ルートですと、賑やかな旗津エリアからスタートですが、私たちはあえて中洲(③)へ渡り、そこで海鮮料理を楽しんだ後、旗津エリアまでバスで移動して観光。そこからフェリーで本土へ帰る、というコースを取りました。

こちらで船を待ちつつ、古くからの友人の到着を待ちます。ちょうどいいところに、ちょうどいい具合に「ベンチ」が! 日差しが強くなってきました。

「旧知の友」の到着です!かつて大学の先生をしていらした台湾人の方で、奥様は日本人。「いやぁ、久ぶり!」ベテランのメンバーたちに笑顔がこぼれます!

乗船時間はわずか。でも朝の潮風と日の光は私たちを饒舌にしてくれます。

「海を渡る」のは、いくつになってもワクワクと、私たちの心の奥に宿る冒険心を掻き立てます。

海鮮グルメで乾杯!

中洲でフェリーを降り、いざ出陣!お目当ては中洲の海鮮グルメ、金聖春活海産。

ここ、ここ! 生簀にいる新鮮な魚たち。胸が躍りますね!こちらを自分たちで選んで調理してもらうことができます。

さっそく宴の開始!新鮮な魚介類にビールも進みます!

これですもん!

予算オーバーだから、今年はカニはなしですよ! 昨日、高級海鮮レストランで絶品のカニをたくさんいただいたではありませんか!
写真は今回大好評だったお魚料理の一品。

次から次へと運ばれてくるお料理に、気分は上々!

いざ、カラスミ販売店へ!

お料理を堪能した後は . . . おなかは重く、でも、足取りは軽く! すぐ近所にあるカラスミ販売店へいそいそと出発です!どうでしょう、この満面の笑み!

カラスミの販売店では、一転、真剣勝負の主婦の顔つきに戻ります!

いやいや、圧巻ですね~。カラスミのオンパレード。「いまだかつて経験したことのない」この風景に言葉も出ません。

カラスミってこうやって作られているんですね。

道教のお寺でみられるポエ占い(神杯占い)。二つの物体?(二枚貝らしい。私は桃の種だと思っていました)を投げて、その方向や裏表で神意を図るというもの。

これはどう見てもカラスミですよね!(脱線でした)

旗津観光スポットと高雄港の歴史

食後はバスで観光エリア「旗津」へ。降車場近くの老街でそぞろ歩きを楽しみます。写真は天后宮。

のどかに見える旗津島、実はかつては重要な防衛拠点でした。旗津島の観光スポットを訪ねると、高雄の歴史、さらに台湾の全体像が見えてきます!

高雄港の歴史は意外と新しい。1680年代から清朝の領土だった台湾。
アヘン戦争に負けた清朝がその代償として、イギリスから高雄開港を迫られ、1860年に「打狗(ターカウ)」を開港します。
やがて高雄は世界の商船が行き交う国際都市へと変貌していきます。

「打狗英国領事館」が旗津島のすぐ向かいの丘にあるのも納得。開港と同時に建てられたそうです。貿易の関税管理が主な仕事だったとか。なるほど! 
見学したかったのですが、月曜日はお休み!次回のお楽しみにとっておきましょう。

旗津島の観光スポットになっている灯台・砲台は1880年ごろ、貿易港・軍港として発展した高雄港を防衛するために、清朝により建てられました。
現在の八角形の灯台は日本統治時代に再建されたものだそうです。

もう一つの観光名所、トンネルは日本統治時代に日本軍により作られました。

戦後は放置されていましたが、2005年に高雄市政府が「星空トンネル」としてリノベーション。天井に12星座が描かれた幻想的なスポットに生まれ変わりました。

負け戦の結果、無理やり開港させられた高雄港。それが今では台湾最大の貿易港となり、台湾の目覚ましい発展に寄与している . . . 。歴史の皮肉かもしれませんね。
そんなことも知らずに海鮮グルメを堪能している私は、ちこちゃんに叱られますね!

ついでに白状しますと、高雄ロングステイに「二次募集」で慌てて参加を決めた二年前、私は高雄が港であることさえ知りませんでした!

窓から海が見えた時の驚きを今でも思い出します。
そうだったのか、高雄! メンバーの皆さん、今後ともご指導ご鞭撻のほどをお願いいたします!

散策の先には、これぞ旗津のエキゾチックな風景。


ちなみに旗津の名前は灯台のある旗後山に由来するのだとか。山の形が旗のように見えるからだそうです。

細長い島が旗のように見えるからだと思いましたが、そうではありませんでした。

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こちら、海水浴場なんですね。日が高くなり、暑さもひとしお。これは氷屋さんに寄るしかありません!

この後は、「どんぶりサイズの氷(たらいサイズとの情報も)」を求めて市内をさまよいます。

休憩の後は、フェリーであっという間に本島へ。その後、高雄市ご自慢のライトレールで帰路につきます。

パイナップルケーキの名店、「サニーヒルズ」に寄り道したメンバーも。

ベツバラ理論を検証中! やはり、楽しまなくちゃ…ネ!

暮れなずむライトレールの風景。心地よい達成感。今日も無事に終わりましたね。お疲れさまでした。

フェリーに乗ることと海鮮料理を目指して参加した旗津への遠足。図らずも、高雄発展のドラマチックな歴史を探るきっかけとなりました。
企画をしてくださったSMさんに感謝です!

編集 鍵山眞由美 写真提供 NHさん

随筆/雑記海外旅行体験記/記録アジア

コメント

  1. 鈴木京子 より:

    楽しかった様子が伝わってきます。

    • 鍵山眞由美 より:

      コメント、ありがとうございます! 楽しく、おいしく、歴史の知識も得ることができ、良い体験になりました。

ロングステイクラブ関西