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感謝の心で繋がる交流 台湾訪日団を迎えて 神原克收記

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 2025年5月7日~13日の日程で新竹市銀髪族協会の一行25名が来日した。台湾には毎年
30名前後の会員がロングステイし、高雄市や新竹市の銀髪族協会の皆さんには大変お世話になっている。今回はそのお返しという意味もあり入念にプランを練り万全の体制でお迎えした。
※写真はクリックすると拡大表示されます。

 日頃お世話になっているお返しをする絶好のチャンスと考え、以下の考えでお迎えした。
1観光の中心は「日本の美しい花を存分に楽しんで頂く」
2食事は「日本らしい」「台湾では経験出来ない」を中心に提供
3お金を出来るだけ節約しながも最大限の感謝の念を示し、最大の満足を感じて帰って頂く
💮結果としては狙い通りの満足をお土産にお帰り頂くことが出来たと感じている。
おもてなしの成果は使った金の量ではなく、かいた汗の量に比例する」が今回得られた教訓である。以下印象に残った事象を述べてみたい。

 到着翌日、来日最初の行事として栃木県庁を訪れ福田知事を表敬訪問した。福田知事、黄昌仁銀髪族協会理事長、林幼美銀髪族協会創会理事長が挨拶に立ち夫々が日台交流の重要性と今後の取り組みを表明した。相互にお土産の交換をし暫しの歓談の後記念写真を撮り、和やかな雰囲気の中でお開きとなった。

 折角銀髪族協会の重鎮がお見えになるので、何とかLSCとの公式な交流会を持ちたいと思い関東支部の役員の皆さんにお願いしてLSC総会と35周年記念式典の日程を台湾の訪日に合わせ開催して頂いた。黄理事長、林創会理事長から祝辞を頂戴すると共に昔馴染みの会員と旧交を温めると同時に関東支部役員の皆様とも交流が出来、和やかな中にも有意義な会であった。

 夫々の目玉であるネモフィラと藤はどちらも最盛期を過ぎ見頃の最終盤で辛うじて面目を保ったという状態で少々残念であった。しかしそれでも十分見応えがあり、それ以外の花も沢山咲いていて写真大好きな台湾の皆さんも結構満足して頂けたと思う。

 基本的には当然のことながら台湾の方々に負担して頂いた。日本側で負担したのは➀毎日バスの中で配るお菓子や水②食事の際の飲み物代③バスが利用出来ない時間帯に乗った地下鉄代などである。しかし最も大きいのは「おもてなし」に駆け付けてくれたLSC会員の宿泊費・食事代・飲み物代などの全てが自己負担で、応援してくれた方々には大変申し訳なく思っている。更にボランティア参加してくれた通訳の全費用もLSC会員のポケットマネーで賄った。
 これら自己負担以外(上記➀②③)の財源は台湾大好きの会員からの寄付と今まで台湾おもてなし資金として営々と積み立ててきた資金で賄った。
LSCからは35周年記念パーティに参加してくれた台湾の方々のパーティ費用をLSC会員並みに補助して頂いたのとお土産代を負担して頂いた。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 今まで何回か台湾の方々が訪日され、その都度アテンドしたが通訳は特には用意せず台湾からの参加者の中で日本語が出来る頼さんや林さんにお願いしてきた。今回は最近入会された台湾国籍のSさんにお願いすることにしていたが、事情で参加出来なくなり困っていた。そこへ通訳が本職のXさんからボランティア参加の申し出があり、渡りに船とお願いした。このX
さんが実にテキパキと通訳してくれ、言葉の壁が一挙に取り払われ通訳の有難さを痛感するととなった。今回の成功の一因はXさんに負うところ大であった。

 今回台湾側で2つの大きなアクシデントがあった。一つは観光途中で足首を捻挫したこと。病院には行かずロキソニンテープで応急措置をし暫くは車椅子で移動し、最後の2日間は車椅子を杖代わりにして自力で移動した。帰国後本人は「大丈夫」としか言わないが、親しい人に聞くと骨にヒビが入っていたらしい。本人はいつも「大丈夫」としか言わないが、結構痛かったに違いない。
 もう一つは1人の男性が帰国の前日に本栖湖のホテルで熱を出した。一旦は手持ちの風邪薬を服用して様子を見ることにしたが夕食前に38.6℃になり慌てた。薬で一旦は36.7度まで熱が下がり夕食も部屋に運んでもらい完食したので安心していた。ところがその直後39℃迄上がったので慌てて救急車を呼んだ。ところが「発熱以外は元気でこの状態であれば救急車の利用条件を満たしていないので救急搬送は出来ない」と断られてしまった。止む無くタクシーで隣町の河口湖の病院まで行き、解熱剤の点滴をしてもらった。ホテルに帰着したのは0:50、就寝。翌朝36度台まで下がり「これで帰国出来る」と胸を撫で下ろした。帰国後台湾の病院に行き診察を受けた時は36度台で安定しているとのこと、ホッ!

★台湾では食事をしながら酒を飲む習慣はない。その積りで食事時の飲み物代はこちらのサービスで提供することにしていた。ところが蓋を開けてみると日本人と同じ感覚で結構酒を飲む。予算的には少なからずオーバーしたが、台湾でお世話になっていることと比べるとどうってことはない。想像するにやはり旅に出ると開放感が増し、お酒も進むのであろう。
★台湾の人は他の東南アジアと比べると時間は守る方であるが日本と比べるとややルーズだ。しかし今回はほぼ時間通りで進みその点でイライラすることは全くなかった。良い方の計算違い。
★日本でも牛肉がダメな人はたまにはいるが、台湾ではそんなに珍しいことではない。今回も25人中8名が牛肉を食べない人がいた。因みに生魚はダメな人は多いと思ったが僅か2人のみであった。牛肉がダメなのは宗教的な理由かと思ったがそうではないらしい。文化的・歴史的・動物愛護の観点など幾つか理由はあるようだがここでは省略する。

★カラオケなし
台湾の人はカラオケ大好き人間が多い。台湾でバス旅行をすると必ずと言っていいほどカラオケに興じる。今回も事前に「中国語のカラオケが用意出来ないが良いですか?」と尋ねたら「カラオケはやらない」との返事。嘘でしょう、と思い乍ら当日を迎えたが長い道中誰一人カラオケと言い出さなかった。日本同様カラオケに少々飽きが出てきたか?でも本栖湖のホテルでは夜カラオケに興じていた。

神原克收
神原克收

 今回は後藤ご夫妻、堀内さん、田原さんには特にお世話になった。それ以外にも堀田さん、鳥川さん、田端さん、小池さん、磯崎厳さんにもお世話になり心よりお礼を申し上げます。また荒木さん、相田さんからはご寄付を頂き、梶野さんからは台湾からの参加者全員にお土産を用意して頂いた。この場を借りて皆さんのご協力に感謝しお礼を申し上げます。

編集 安樂秀典

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コメント

  1. 堀口 より:

    なかなか出来ん事です。無事完了され本当にお疲れ様でした。今回初めて高雄に参加させて頂いた。お世話になったままでした。神原さんが海外との心通う交流の希望は見事に花が咲きそれが続いている。LSCの金字塔でしょう。

  2. 北川来子 より:

    LSC関東の北川来子です
     台湾の方々から頂いたお土産のパイナップルケーキはとてもゴージャスなお品で美味しくいただきました。

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