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天空の避暑地「蓼科高原」(動画付き) 大阪府 高田幸夫 記

東日本

 これだけ暑い日が続くと、避暑地でのんびりと過ごしたいものです。コロナ禍以降、夏は一箇所滞在型の旅を楽しんでいます。出かける数ヶ月前に宿泊先を決めるだけで、具体的計画は現地へ行ってから、現地の生情報やネット情報、そして天気予報に合わせてきままに行動しています。今回は昨年(2023年8月)避暑旅行した蓼科高原について紹介します。

 歴史遺産より自然遺産の大好きな私たち夫婦にとって、夏の信州は大好きです。そんなこともあり、蓼科山と北横岳の山麓に広がる高原リゾートの蓼科に十日間滞在しました。古くから別荘地として知られ、大自然の中、高原の花や動物達に出会うのが楽しみでした。
 前半の宿泊先は蓼科東急リゾートタウンにある「クロイツエル」という緑の森の中にあるヨーロピアンスタイルのゲストハウスで、夫婦二人で経営しているこじんまりとしたところです。手作り料理がおいしく、中でも熱々のパイシチューは最高でした。主人は私と同じく写真が趣味でとても話が合いました。朝に、主人が笛を鳴らすと森の中から餌を求めてリスが飛んできました。自然派の私にとってとても魅せられました。


 後半の宿泊先は、横谷峡の入口にあり、乙女滝の近くにある「蓼科パークホテル」でした。ホテルの部屋やレストランから見下ろす蓼科の森は素晴らしく、特に夕日の沈む頃の景色は幻想的でした。囲炉裏のあるホテルとして知られ、毎日囲炉裏を囲んで食事をしました。新鮮な海鮮や牛ステーキを炭火で焼いて舌鼓しました。おやきや五平餅もおいしかったです。ウエルカムドリンクはコックを捻るだけで出るフリーの生ビールでした。毎日汗いっぱい掻いた後ホテルに戻っての一杯(時には2杯)は楽しみでした。

 蓼科にはアクティビティを楽しめるところがいっぱいあります。私達夫婦は、元々山登りやハイキング、マリンスポーツなどが大好きで、最近ではサイクリングも加わって、避暑地をいっぱい楽しんでいます。
 午前の涼しいうちは、いろんなアクティビティで汗を掻いて楽しみ、午後からは宿泊先でのんびり過ごします。時には夕方から出かけることもあります。

ゆきお・みえこ
ゆきお・みえこ

以下、蓼科の訪ねたところを紹介しますが、詳しくは文末にあるビデオ映像(7分)をお楽しみください。

 御射鹿池は農業用のため池ですが、日本画家:東山魁夷の作品「緑響く」のモチーフになったところで有名になりました。新緑の緑が見事に水面に映し出されて感動しました。カメラマニアには見逃せないところです。

 横谷渓谷は、渋川に沿って6kmにも及ぶトレッキングコースがあります。渓流のせせらぎを聞きながら絶景を楽しんだ。滝のしぶきをいっぱい浴びると暑さも吹き飛んでしまいそうです。私たちは乙女滝側からトレッキングしたり、横谷観音側から降りて王滝に見に行ったりしました。

 バラクラ・イングリッシュガーデンは、日本初の本格的な英国式の庭園で、五千種もの草花や樹木があり、敷地内に色とりどりの花が咲いている。英国に似た自然環境であり、蓼科ビールを飲みながらランチした。

 白樺湖には白樺並木やファミリーランドなどがあり高原のオアシスといってよい。コロナ禍になってから始めたサイクリングですが、ここ白樺湖でも楽しみました。白樺湖は、標高1416メートルのところにあり、涼しい風いっぱいあびながら湖を一周した。


 サイクリングで湖を一周した後、カヌーも楽しんだ。波のない静かな白樺湖をカヌーで一周するもの良い。途中から時雨れて急ぎ船着き場にもとった。

 女神湖・蓼科湖も人工の湖である散策コースが整っておりねのんびり一周しても1時間はかからない。

 メルヘン街道を走ると白駒池がある。苔むす緑の原生林が続いており、まるでジブリ映画の世界に入ったようです。池沿いの遊歩道を歩くと、もののけの森があり、樹齢数百年の時を刻む原生林に出会う。サクサク音のする方向に目をやると、鹿の家族が私たちをのぞいていた。ここ蓼科にはいろんな動物たちに出会えるのもいいです。

 一日がかりで、北横岳登山(2455m)をしました。北八ケ岳ロープウエイに乗ると標高2237メートルの坪庭に着く。坪庭の空中散歩を楽しんだ後、更に八ケ岳の最北端の北横岳を目指して登った。朝、出発するときは好天であったが、頂上が近づくにつれて、ガスが深まり視界が怪しくなって来た。山頂からの視界が悪かったが、涼を楽しむには最高の登山になった。

 ちょっと足を延ばすと富士見高原があります。ロープウエイに乗って1200mにたどり着くと涼しい入笠湿原に着きました。湿原には色とりどりの高原植物の花がいっぱいでした。更に1時間ほで歩くと入笠山(1955m)の山頂です。山頂から見下ろす下界は見事でした。

蓼科から少し離れているが尖石縄文考古館を訪ねた。古代史不安にとってたまらないところである。「縄文のビーナス」や「仮面の女神」が展示されている。敷地の横には与助尾根遺跡が復元され竪穴住居がみられる。古代史が好きな私にとって、興味津々で訪ねた。

あっという間の蓼科高原での十日間でした。大自然の中、動物たちとの出会いや、美しい花たちとの出会いがありました。たっぷり鋭気を養うことができ、明日につながるたびになりました。

ゆきお
ゆきお

「天空の避暑地・蓼科高原」のビデオ作品(7分)を作りました。お楽しみください。
▶マークをクリックすれば動きます。 スマホの場合は画面を横にして□をクリックすれば拡大してご覧いただけます。

ゆきお
ゆきお

暑い日が続きます。高原でのんびり過ごしましょう。

今年(2024年)は八が岳の南麓の小淵沢・大泉・清里の高原で避暑ステイします。

高原で思いっきり楽しむ予定です。

編集担当:高田幸夫

東日本

コメント

  1. 中野清剛 より:

    素晴らしいですね! 私も行きたくなります。

    • 高田幸夫 より:

      中野さん、これから更に暑い日が続きます。北海道もいいですが信州もいいですよ。

  2. 宗村新一郎 より:

    相変わらず素晴らしい寄稿文と写真有難うございました。
    機会が有れば私達も訪ねて見たくなりました。

    • 高田幸夫 より:

      宗村さん、有難う御座います。今年は特別暑いですね。高原のリゾート地でのんびりするのもいいですね。今年は八ヶ岳の南麓の小淵沢清里高原に行く予定です。

  3. 奥田洋 より:

    アクティブ!GO GO! おまけにプロの写真、ビデオ。
    旅行会社からプロモーションビデオにオファーが❓
    本当に行きたくなるネ
    日本には春夏秋冬素晴らしいロケ地が一杯ですね。

    • 高田幸夫 より:

      有難う御座います。信州は四季折々に楽しめるので大好きです。

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