🔳初日
福知山サイクリング 坂本美喜夫 9月24日午前10時半、私は、福知山の道路をMy自転車で走っている。自宅 大阪から輪行にて折りたたみ式自転車を運び、LSCサイクリング同好会 メン バー7名とともに走っている。この日はまだ残暑厳しく、しかし心地よい北 風が汗を拭ってくれる。彼岸花やコスモスが早あちこちに見られ、鱗雲にも 秋の気配が感じられた。ラッキー !
この私72歳年男が、変速機自転車に は中学生以来の長距離走行挑戦、2泊3日100キロの自転車旅である。若い頃 より、自動車が好きで18歳から運転している私は、原付きや自動二輪中型に も乗っており、全てエンジン付きである。しかし、今、人力でこぐ頼もしい 仲間と走れる今日この日に感激。
福知山駅に10時に集合し、近くの明智光秀を祀る御霊神社境内をいざ出 発。目指すは、初日宿泊のなんと「藤津温泉」 走る、約33キロ。 途中、高木リーダーの生家研珠山観音寺や卒業された小学校の前を通るな ど、縁の地を訪ねながらの走行であった。
丹鉄大江駅で1名と合流し、駅の 近くで昼食。大きな赤い盃に盛った黒い麺が印象的な蕎麦屋さんだった。
急 な坂はないものの、緩やかな登りは何箇所か。だが予想より皆軽やかにひた すら目的地へ。温泉1キロ手前で、藤津神社を発見!
安全祈願の後、初 日最後の走行だったが、そこは藤津峠から命名された温泉らしく、坂の上の 温泉へ、最後の力を振り絞りようやく15時過ぎに到着。「この難所があるか ら、サイクリンの面白さがある。」と高木リーダー。
サイクリング、温泉の 後の夕食は、最高!
🔳2日目
9:30ごろ藤津温泉から東舞鶴へ走行。
海上自衛隊の船を横目に赤 れんがパークへ。赤れんがの建物は、明治35年日露戦争に備えた兵器庫とし て建築され、水雷や魚雷、銃や弾丸などが収納されていた国の重要文化財で ある。ガイドさんによると、レンガの組み方は丈夫なイギリス組みで、鉄分 が含まれて赤い堺で焼かれたレンガを使っているとのこと。120年後の現在 は、平和のために博物館、イベントホール、工房、ショップやカフェとして 使用されている。そのカフェではじめての海軍カレーをランチにいただく。
由良川沿いに北へ走る その後、西舞鶴駅まで走行。自転車をたたんで宮津まで輪行。車内では、小 休止爆睡。
宮津駅から天橋立荘別館「よさの荘」まで走って、16:50ごろ到着。 今日の走行は、約35キロ。お風呂では、夕暮れの宮津湾を眺め、とっても美 味しい夕食をいただく。 料理長は、伊根の旅館の副料理長だった方で、松茸の土瓶蒸し、新鮮なお刺 身、オクラにエビのすり身を入れて揚げた天ぷらなどの素晴らしいメニュー に皆さんのお酒は進んだ。
🔳3日目
しっかりした和食の朝食をいただいた後、9:30ごろに宿を出発して、 天橋立へ向かう。
運動をすると思うと朝食もたくさんいただける。股のぞき 側のケーブル駅の前に自転車を置き、ケーブルには乗らず歩いて登るグルー プとケーブルに乗るグループに分かれ、山頂へ。
歩いて登るのは、階段を100 段以上、極めてハードだったらしい。登り着いたのは、ケーブル山頂駅のま だ上だった。
そこで、股のぞきをして写真撮影。日本三景の一つ天橋立の眺 めを満喫する幸せ。歩いて登った辛さだけ景色が美しく感じられたそうだ。 グループの行き違いがあったが、その分景色を十分に楽しむことができただ ろう?
リフトで降りた後昼食を取り、天橋立を渡って宮津駅へ向かう。松 林の間の砂地をスリップしないよう走るために神経を使ったが、高田さんは 前に後ろにと移動しながら写真撮影をしてくださった。感謝。
そして、傘松 公園内の小天橋に到着。この橋が天橋立と対岸をつなぐ橋だが、その間の船 の往来を可能にするために回旋する。かなり印象的だった橋桁を中心にして 水平に旋回する小天橋。橋桁が回転する空間と旋回に要する時間が必要なの で、もうこの形式の橋は作られないそうである。
宮津駅から再び輪行するが、私たち初心者は随分折りたたみがスムーズに できるようになった。だが、宮津駅では、4番線へ行くために2階連絡路へ階 段を登ってからホームまでまた降りなくてはならない。駅員さんが、女性の 自転車を運ぶのを手伝ってくださり、すごく助かった。福知山まで乗り、そ れぞれの帰路へ向かう線に乗り換え無事解散となった。
下記の写真をクリックすると「福知山・丹後サイクリング2泊3日の旅(5分)」の動画がご覧いただけます。
万歳! 最後に、宿泊の予約をし、先頭でリードしてくださった高木リーダー、列 の最後尾で見守りながら声掛けをして頂いた。また、会計の労を受けて頂いた藤津副リーダー、写真をたくさん撮って頂いた高田さん、そ して色々な場面で支えてくださった皆さん、初めてのMy 自転車輪行でした。
編集担当: 高田幸夫