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孫の家庭教師を通じて感じた教育の問題点 山田耕作 記

随筆/雑記

日 時:令和4年10月7日(金)   13:30~15:45
テーマ:孫の家庭教師を通して感じた教育の問題点
講 師:中山孔明先生
参加者:参加申込者 22名

 中山孔明先生には、昨年の5月に「森鴎外親子と台湾」について、森鴎外の医学の部分を
中心に、親子と台湾の関係について講演をいただきました。今回、講演をいただいた教育の
問題は、台湾での忙しい講演活動から帰宅した時に、中1と小5のお孫さんの家庭教師を依
頼され、教育者ではないが、教育はとても重要との考えから、どうすれば孫の学習意欲が上
がるか、初めの5カ月間は没頭されたそうです。その中から教育についての中山先生の感じ
ておられることを講演いただきました。
 講演は大きく次の3点についてお話しいただきました。
 1、子供の可能性は無限だ!
 2、冷静に現状を把握する。
 3、どんなことも情熱に尽きる。
 私の記憶が曖昧で、表題と内容が一致しないと思いますが、講演内容を列記します。
1、子供の可能性は無限だ!
 ・子供を成功に導くには、子供以上に親が苦労をしなければ結びつかない。山本五十
  六の言葉「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動じ
  ず」が紹介されました。
 ・勉強も楽器(中山先生はプロのバイオリニストを目指していた)の上達も、ひたす
  ら学習・練習の向こうにしか、勝利の美酒は無いとのこと。
 ・小・中学生の学習は暗記に尽きる。また、試験の結果が全て(時間内に正解するこ
  とが大切)
2、冷静に現状を把握する
 ・教えるには、現状把握がとても重要。孫氏の兵法「敵を知り、己を知れば、100戦
  して危うからず」が紹介された。
 ・子供をしっかりと評価することが最初の一歩。大事なことは成功体験を経験させる
  こと。それがやる気に繋がる。
 ・どうゆう指導法が良いかを一番に考えているので、ベストな方法があると思うと、
  クレームがあっても変える。
 ・身の回りの整理整頓は、頭の整理と同様。名前を丁寧に書く、問題の文章をしっか
  りと読む、解らない問題は後回しにして先に進み、時間があれば正解を見つける。
3、どんなことも情熱に尽きる
 ・成功体験を積んだ人の言葉「一番頑張っている時には、何時もぼろくそにおこら
  れ、結果を出していい加減な仕事をしている時は褒められていた。人を見る目の
  ある人はわずか」
 ・塾の教師が学校の先生より熱心、私学の教師が公立の教師より熱心。それは、経営
  がかかっているからです。
 ・報いられない努力はこの世には存在せず。勉強を通して社会の仕組みを学ぶことは
  とても重要です。

*親の熱心さの程度が問題・・・18歳までは親の責任
 ・親が子供のテキストを事前に猛学習し、教えようと決めれば、高校入試くらいまで
  なら誰でもできる。簡単ではないが。
 ・それができれば、お母さんはそのくらい貴方のことをしんぱいしているということ
  を他の方法で実行し、子供に認めさせる。これも簡単ではない。
 ・長く子供と接する母親は、子供の人生の最大の教師。子供を立派に育て上げた2人
  の女性が紹介された。
*中山先生の夢・・・もう一度人生があれば
 ・女性に忌まれて子育てがしたい。子育て程エキサイティングなものはない。
 ・それがダメであれば、小学校の先生になりたい。
*孫たちに期待すること
 ・望みの高校に入学することは、取り敢えずの目標として重要。
 ・もっと重要なことは、報いられない努力はこの世に存在せず、成功するまで頑張れ
  ば、100%成功することを学んで欲しい。
 ・勉強を通して社会の仕組みを学ぶということは、とても重要。
 最後に、事前に送付した質門に対して、丁寧な答えを頂きました。先生の講演に聞き入り
、メモも充分に取れていない為、講演内容が十分にお伝えできる報告書とならず、申し訳あ
りません。事前に送付された資料(パワーポイント)をご覧ください。
                             
                                     以上

編集担当 十河和夫

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