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私の健康法「脊柱管狭窄症からの脱出・回想」若林紘一郎 記

随筆/雑記

私は現在79歳です。高校時代は柔道部に所属し、当時は重量別の制度がなく無差別制でしたので小柄な私は大変でしたが、背負い投げを習得し新入生を投げるのを楽しみにしていました。

大学では水泳部に2年間在籍しユースホステルを利用し、よく旅行しました。下宿経験もなく家から大学に通いましたので、4年間とくに病気になることなく健康に過ごせました。

会社では電機メーカーの電卓、ワープロ、ファックス、パソコン等の事務機器の営業部に所属し、定年の60歳までメーカー間のシェア争いに明け暮れました。

思えば入社当時1台50万円の電卓がよく売れた記憶があります。

夜遅く帰宅することも多かったですが、岡山勤務の2年間以外、自宅から通勤でき、家内の家庭料理を食べ、ビールも毎晩一杯程度で暴飲暴食することもなかったので、幸い大きな病気になることなく健康に暮らすことが出来ました。

趣味は旅行で、NHKの番組「シルクロード」を見て感動し、また井上靖の小説「敦煌」「楼蘭」「西域物語」など読みふけりました。

定年後は絶対に中国西域地域を旅行しようと思いました。

定年当時は日中関係も良好で日中交流も盛んでしたので中国語を勉強しようと思い、大連や西安の大学で1ヶ月間の語学留学を数回行いました。中国の学生は真面目で一生懸命勉強していました。

その後、念願のシルクロードをメインとして家内と旅行しました。西安を起点として数回に分け蘭州、酒泉、敦煌から天山南路のトルファン、クチャ、西の果てカシュガルまで行きました。

定年後まもなく20年になりますが、ここ10年は家内とヨーロッパ旅行によく行きました。なかでも個人旅行したアイルランド旅行が一番印象に残っています。

その間、中国語仲間の後藤夫妻と知りあいになりLSCを紹介いただき、仲間の皆様と一緒に旅行をしたり台湾などでロングステイをしたり本当に楽しく過ごすことが出来ました。

おかげさまで健康状況も特に変化はなく大病もすることなく過ごしていました。

ところが過去の疲労が蓄積していたのか、一昨年の11月、突然【脊柱管狭窄症】を発症しました。

直前、後藤夫妻と2夫婦で10日間の北海道旅行を終え、何も問題なく家に帰り就寝しましたが、翌朝目を覚ますと腰に激痛が走り全く体が動かず、立ち上がることが出来ませんでした。3日間家で静養していましたが4日目にどうにか動けるのでタクシーで大和郡山の整形外科専門の病院へ行き、CTやレントゲンの診察を受けたところ脊柱管狭窄症とヘルニアがあるとのことでした。

この日はブロック注射をし、薬を処方され通院することになりました。

車椅子生活になりましたが、週3回、ブロック注射を打つため2週間通いましたが、あまり回復せず医師からは切開手術を勧められました。

しかし、万一手術がうまくいかず寝たきり生活の恐れがあると思うと切開手術を簡単には受け入れられず、他の方法がないか調べました。

ネット検索すると郡山青藍病院【オゾン腰痛外来】があり、腰痛治療チームがサポートしてくれるという情報を得ました。この病院は画像診断等で海外の治療技術を取り入れてレーザー手術とオゾン治療法の2つの優れた効果を融合した「ハイブリッドレーザー手術」を施術でき、国内で初めてこの治療を行った医療機関とのことでした。

迷わずこちらで手術をすることに決めました。手術は20分程度で部分麻酔だけなので、医師の説明を患者の私も一緒にレーザー照射とオゾン発射状況のレントゲン画像を見ながら手術経過を見ることが出来、驚きでした。身体的負担が非常に少なく手術終了後2時間程度ベッドで休息後、当日に退院出来ました。

但しこの手術もすべての患者に有効というわけではないと説明がありましたが、私の場合は幸い徐々に良くなりラッキーでした。しかしながら医療保険は適用されません。

自宅に戻ってからは慎重に行動し、腰を無理できないので借りていた畑も家内に引き継ぎました。

🍀現在、私の健康法として行っていること🍀

(1)毎朝、録画したテレビ体操を行い、その後ストレッチ体操をする。

(2)週2回スポーツジムに通い、水中ウオーキング50メートルX20回、クロール50メートルX10回を実行。またジャグジーのジェット水流で足腰をマッサージする。

(3)午前に家の近郊を1〜2時間サイクリングする。

(4)いろいろな食材をバランスよく摂り、発酵食品を多く摂るなど、家内が心がけてくれた。

狭窄症を発症してから1年、腰の痛みもなく身体はもう大丈夫と思いテストもかねて昨年11月にLSC京滋奈ブロックの皆様と王子町の明神山ハイキングに参加しました。

270メートルほどの低い山ですが、山頂の展望台から眺める360度の景色は素晴らしく健康のありがたさを実感しました。

                        明神山ハイキング

現在発症後1年7ヶ月になりますが日常生活に支障のない程度に回復し、この6月2日、京滋奈ブロックの皆さんと車2台に分乗して琵琶湖を1周し、近江八幡の国民休暇村で1泊しました。

また6月13日、レンチャリ会に参加し仁徳天皇御陵など堺市内を1周しました。

                    レンチャリ同好会で堺市内1周

以上、相当回復しましたが長時間歩いたり、無理をすると腰に違和感を感じることがあるので慎重に注意しながら生活したいと考えています。

当面は私流の「三無主義」、つまり無理、無茶、無駄なことをしないよう心がけながら活動しようと思っています。

編集担当: 江口三重子

随筆/雑記

コメント

  1. 奥田 洋 より:

     先日の男の飲み会でお変わりなく参加されていたのでお元気で過ごされていた思っていましたが
     凄い格闘をされていたのですね。
     セカンドオピニオンの必要性を感じました。
     手術後のホローもしっかりと努力され素晴らしいです。
     私はサイクリング グループで月2回程走っていますが毎日のメンテナンスも大切ですネ。
     

  2. 井藤 正治 より:

    脊柱管狭窄症、エライ目にあいましたね。私も1ヶ月間入院生活をし、普段気にしてなかった 健康第一 をつくずく感じました。
    無理 無茶 無駄のない様にします。
    ありがとうございました。

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