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東南アジア、バックパッカーの旅 山田耕作記

アジア
第29回オンライン旅行セミナーのご報告
  • 日時: 2022年5月11日(水) 13:30~15:30
  • テーマ: 東南アジア、バックパッカーの旅
  • 講師: 高原政玉(関西支部支部長)・片山忠清会員(サポート)
  • 参加者: 35名

 今回は少し趣の異なったバックパッカーの旅の紹介です。 タイ・ラオス・ミヤンマー・カンボジアの4か国を2019年の10月~11月の22日間をかけて、シニア男女5名での旅行の様子をお話し頂きました。関西空港からタイ・バンコクへ、カオサンの宿を起点にして旅を始められたそうです。旅の道中の移動は全てバスを利用され、バンコク→ラオス(ヴィエンチャン→ルアンパバーン)→タイ(チェンマイ)→ミヤンマー(ヤンゴン)→カンボジア(プノンペン)→タイ(バンコク)が、移動順序です。赤い線が陸路、緑の線が空路の旅です。
★画像はクリック(タップ)すると拡大されて見やすくなります。

タイ(バンコク)

タイ王国の基礎データ
  • 国・地域名: タイ王国(Kingdom of Thailand)
  • 面積: 51万3,115キロメートル(日本の約1.4倍)
  • 人口: 6,659人(2020年、出所:内務省)
  • 首都: バンコク(タイ語名: クルンテープ・マハナコーン)人口567万人
  • 言語: タイ語
  • 宗教: 人口の約95%が上座部仏教、その他イスラム教4%、キリスト教0.6%など

ラオス(ヴィエンチャン・ルアンパバーン)

・ラオスはメコン川が貫き、タイ、ミヤンマーとメコン川で国境を接しています。ニューョーク・タイムズで、世界で一番行きたい国第1位に選らばれたこともあり、東南アジア最後の秘境とも呼ばれ、世界中から多くの観光客が訪れているそうです。
・首都ヴィエンチャンへ夜行バスで、その後ルアンパバーンへ。かつてはフランスが統治していたことから、ルアンパバーンはフランスの面影もあり、みだり豊かで、物価も安く、治安も良いことから、ロングステイには最適とのことです。
・バンコクから飛行機であれば、1時間30分程だそうで、チェンマイへも便利だそうです。

ラオスの基礎データ
  • 首都: ヴィエンチャン
  • 言語: ラオス語
  • 民族: ラオ族(全人口の約半数以上57.1%)を含む計50民族
  • 宗教: 仏教(人口の約64.7%)、アニミズムの影響も強い
  • 面積: 24万k㎡
  • 人口: 約649万人(2015年、ラオス統計局)

ラオス(ルアンパパーン・東南アジア最後の桃源郷、まるごと世界遺産)

タイ(チェンマイ) ロングステイNo1)

・チェンマイではロータスホテルにステイされたそうです。会員の皆さんはチェンマイに詳しい方が多いことから、少しだけコンドミニアムの紹介を頂きました。
・チェンマイから夜行バスでミヤンマー(ヤンゴン)へ。

ミャンマー(遺跡と寺院の国)

・現在の首都はネービードーです。ヤンゴンはインフラ整備が悪く、軍の意向で首都の移転が行われたようです。
・街中には、パコダが点在していますが、バガン遺跡群は40㎞にも渡り広がる平野にあり、数千のバゴダや寺院が点在しているそうです。後に述べるアンコールワットやインドネシアのボロブドゥールと共に、世界3大仏教遺跡に数えられるそうです
・ゴールデンロックは巨大な岩壁の上に、さらに高さ約7mの丸い岩が載り、落ちることなくとどまっている黄金に輝く岩(訪れた人が金箔を貼った)です。
・ヤンゴンからバンコクへ移動し、カンボジア(プノンペン)へ

ミャンマー連邦共和国の基礎データ
  • 首都: ヴィエンチャン
  • 言語: ミャンマー語
  • 民族: ビルマ族(約70%)、その他多くの少数民族
  • 宗教: 仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等
  • 面積: 68万k㎡(日本の約1.8倍)
  • 人口: 5,141万人(2014年ミャンマー人口省発表)
ヤンゴンの中心部
2006年に首都がヤンゴンからネピートに移転しましたる
パゴタ

2,500年前に建てられたとされている。釈迦及びそれ以前にこの世に現れた3人の菩薩の遺体の一部が収められていて重要な聖地となつています。
仏塔の高さは100mある。上部にはダイヤ、ルビーなど約6,000個以上装飾され、一番大きなダイヤは76カラットある。お釈迦様の髪の毛が奉納されており信者にとっては大切なものである。

カンボジア(圧倒的なアンコールワット シェムリアップ)

・有名なアンコール遺跡群があります。3㎞四方の広さで最大の遺跡はアンコールトムですが、アンコールワットが有名です。アンコールワットは世界3大仏教遺跡に数えられています。
・バンテアイスレイ寺院は10世紀後半に建立された「女の砦」とも呼ばれる寺院で,繊細な彫刻や浮彫り細工のレリーフは見事だそうです。
・ポル・ポトの大量虐殺や内戦もあり、未だ経済的には貧しく、中国との繋がりが深くなり、遺跡の拝観料等も中国の返済に充てられるそうです。

カンボジア王国の基礎データ
  • 首都: ブノンペン
  • 言語: カンボジア語
  • 民族: 人口の90%がカンボジア人(クメール人)
  • 宗教: 仏教(一部少数民族はイスラム教)
  • 面積: 18.1万k㎡(日本の約1/2弱)
  • 人口: 16.3百万人(2018年IMF推定値)

タ・プローム遺跡
ガジュマルによる浸食が激しく修復を巡って議論

アンコール・ワット
12世紀前半、新王宮建設に伴いヒンドゥー教の寺院として着工。30年超を費やしたが未完成。
その後、仏教寺院として改修。

バンティアイ・スレイ寺院
「女の砦」の意味。赤い砂岩で作られており、美しい彫刻が前面に彫られている。
観光客に大変人気があり「アンコール美術の至宝」と呼ばれている。中でもデヴァターの彫刻は「東洋のモナリザ」と呼ばれている。

アンコール・トム・バイヨン寺院
19世紀後半建てられたと言われる。東京ドーム60個分の規模。仏教・ヒンドゥー教涅槃で当初仏教で、後でヒンドゥー教化した。

バックパッカーの経験者は1名とのことですが、20㎏近くのバックバッグを背負い、宿やバスの手配はネットで行いながらの移動だったそうで、その行動力と元気さには驚かされました。22日間で費用は15万円程だったそうです。シニアーのバックパッカーのため、若いバックパッカーに比べると贅沢な旅だったそうです。写真で旅の様子をお楽しみください。

高原政玉
高原政玉

トラブルも多かったですわ! バンコクからヴィエンチヤンまで陸路12時間のところ、バスの故障で3回乗り換えて30時間くらいかかりました。

投稿編集 安樂秀典

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