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「舌で感じる春」 大阪府 佐藤博士 記

随筆/雑記

 私が趣味としてゴルフの他にのめり込んだものに「海釣り」があります。豪快な真鯛や青物の沢山の嬉しい思い出がありますが、実はメバルは奥深い釣りとして大好きでした。
 釣りの仕掛けも道具も繊細なものを使い、そーっと餌を下ろしていく途中で、突然の強い引きで竿に乗ってきます。糸鳴りがするほどの引きをこらえてゲットした時の喜びは堪りません!
 食べてもメバルは煮つけが最高です。白い身がほろほろと外れて、ほのかな甘みが鼻腔をぬけていくと至極の幸せを感じます。

 春告魚とも言われるこの魚は大阪湾でイカナゴが取れ始めるとシーズンを迎え、本命魚となります。そして、今日は春のようなお天気に誘われて大阪湾最南端の淡輪の道の駅に出かけて、このメバルを発見!
 釣ったばかりの新鮮で大きなメバルを即購入し、今夜の食卓に並べてもらいました。  また、添え物として地元の名物「泉州新玉ねぎ」をいただき、口の中が春一杯になりました。

編集担当 高田幸夫

随筆/雑記

コメント

  1. 堀口昌之助 より:

    成程、なるほど。人は2種類あって、釣る、人と、釣られる、人です。
    厭世風情にいい加減と来るので、人生釣られてばかしでした。仕事にしても、ゴルフにしても、連れ合いもです。悩まないから、楽な人生でした。来世では、釣る側に回りましょうか。
    お後がよろしいようで。

ロングステイクラブ関西