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中米のスイスと呼ばれる「コスタリカ」 山田耕作記

会からのお知らせ

◆第26回オンライン旅行セミナーのご報告
◆日時: 2022年2月26日(土) 10:00~12:00
◆講師: 山添裕太氏(現地旅行スタッフ) 丸山真理氏(ガイド)
◆テーマ: 中米のスイスと呼ばれる「コスタリカ」
◆参加者: 26名

 今回はコスタリカの現地より、現地旅行社スタッフの山添裕太様とガイドの丸山真理様に、「コスタリカ」の魅力について講演いただきました。丸山様は父が日本人、母がコロンビア人の間に生まれ、コスタリカには15年居住され、小さい時からスペイン語を使って、日本人とスペイン語圏の人々の橋渡しが出来ればとお考えであったそうです。丸山様からは、「コスタリカはどんな国」と題し、概要等についての説明をいただきました。
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概要

 コスタリカは中米に位置し、東西はカリブ海と太平洋、南北はニカラグワとパナマに接しています。言語はスペイン語ですが、英語も結構通用するそうです。
人口は500万人で、国土は四国と九州を合わせた面積です。首都はサンホセで7つの州から成り立っています。

コスタリアの国旗
国旗

 国旗は青(空)、白(平和)、赤(独立戦争時代に流した血とも情熱とも言われる)3色です。
観光立国で、外貨の14%は観光で得ているそうです。

リオセレステの滝
リオセレステの滝

 国土の約4分の1は自然保護区や国立公園です。地球上の全生物種の5%が生息しているそうです。豊かな自然を活かした、エコツーリズム発祥の地と言われています。国の電力の90%は再生可能エネルギー(水力発電が中心)で、現在は乾期の電力不足を補う必要から、蓄電技術の研究が進められています。

コスタリカはどんな国

1、1948年に軍隊を廃止し非武装中立国です。その為、中米のスイスと言われています。
2、日本ほどではありませんが、中米の他国と比べると治安は良好です。とは言っても、夜間の単独行動は危険です。
3、物価は高騰の傾向にありますが、青空市場では物も豊富で安く購入できます。
4、国民性
・給料は月2回払いです。コスタリカの人は給料が入るとすぐに使ってしまうからだそうです。
・一家の大黒柱はお母さんとの考えがあり、女性は大切にされています。女性と同様にシルバー世代も 大切にされ、1時間以内の公共機関の乗車は無料です。また、買い物や銀行等でも、並ばなくても優先されるそうです。
5、米国の調査機関において、地球幸福度指数1位に2回選ばれたそうで、国民の大半は、幸福度を尋ねると100%と答えるそうです。その理由として、医療の充実、軍隊がない、自然が沢山ある、プラビタ(ピュアライフ)、家族との時間を大切にする、ポジティブな国民性が考えられるとのことです。
6、収入の10%が医療保険で徴収されますが、医療費は全て無料だそうです。

観光インフラ

 山添様は海外青年協力隊を経験された後、2018年からコスタリカで生活されいます。15か国の旅行、4か国での生活もされ、海外青年協力隊ではモザンビークも経験されています。山添様からは、コスタリカの代表的な5か所の観光案内がされました。
 コスタリカが観光しやすい理由として、小さい国ながら多様な生態系や気候があり観光地では比較的英語が通じ、政治的に安定し周辺国より治安が良い、観光客に優しい、観光インフラが比較的整っている場所が多いと初めに紹介されました。

1.サンホセ

 海抜1,000mの中央高原に位置し、気候も安定して常春の都です。コーヒの輸出で財を成し、オペラ座を模したホールや、国立劇場、国立博物館等が街中にあります。中央市場も一見の価値があります。

2.サラビキ(カリブ海に面する)

 サンホセと異なり、海抜0mで熱帯雨林が茂っています。珍しい生物が多く見受けられ、ゴンドラで森林を上空から見られます。川下りや乗馬ツアー等も楽しめるそうです。

3.アレナル(火山)

 アレナル火山は、コスタリカの富士山と言われるそうです。雄大な火山と温泉リゾートを有し、屈指の人気スポットだそうです。溶岩でのハイキング、硫黄の匂いの無い温泉リゾート(川を温水が流れている)、ボートツアーも楽しめるそうです。

4.モンテベルデ

 霧に包まれた神秘的な森林で、珍しい野鳥のバードウォッチング、400種類といわれる蘭の花、吊り橋ウオーキング、コーヒ園ツアー等も楽しめます。

5.マヌエル・アントニオ(太平洋側)

ジャングルと美しいビーチが楽しめます。1年中ほとんど雨が降りません。シーカヤックでのマングローブ探検、多胴船でのクルーズ、スポーツフィッシング等マリンスポーツも堪能できるそうです。

小さい国ですから首都サンホセから、大半の観光地へ車で4時間ほどで行けるそうです。観光の移動手段は運転手付きプライベートカーが良いそうです。レンタカーもありますが、観光地に入ると電波が通じず、ナビやグーグルマップ等の使用も出来ないそうです。食事は他の中米の国と異なり、香辛料の使用が少ないため、日本人には向いています。
現在、お誘い旅行の案内をしているグアテマラ・ホンジュラスから近いこともあり、オプションとして、旅の後半にコスタリカを加える提案もありました。改めてオプションとして、グアテマラ・ホンジュラス+コスタリカが案内されると思います。

<strong>藤津順子</strong>
藤津順子

様々な生態系が集まる世界でも有数の自然大国ですって!

<strong>後藤成子</strong>
後藤成子

グアテマラからも近いので是非行ってみたいわね。

投稿編集 安樂秀典

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