世界文学紀行(9)マレーシア:キャメロン・ハイランド 十河和 夫 記

随筆/雑記

熱い絹(上)(下)松本清張  (講談社文庫) 文庫

「熱い絹」は、キャメロン・ハイランドで忽然と消えたタイ・シルク王ジム・トンプソン失踪事件を下敷きに、著者が組み立てたミステリー長編である。ジム・トンプソンは謎の多い人物で、失踪の謎についていろいろな説が出ている。自殺・失踪・誘拐・殺人etc。

松本清張は、敗戦後も現地に在留した日本人兵士を絡めて謎解きをする‥。

このお誘いで参加したロングステイでは、「熱い絹」の舞台になったキャメロン・ハイランドにも行った。当時(2008年)、キャメロン・ハイランドはロングステイ地として人気があり、新聞やテレビでも話題になっていた。高級リゾートで安価にゴルフも出来るということで人気があったのだ。

KLから町の中心タナ・ラタまでバスを利用。ここから、ホテルまではタクシーを利用するしかない。まだ旅慣れていないときだったので心配したが、タクシーは協定料金が設定されていて明朗会計だった。心配は現地に来てからすればいいのだという、パックバッカーのコツをこの時の旅行で少しずつ学んだ。

ホテルは、森林に囲まれた丘の上に建つストロベリーパーク・リゾート。ホテルには「Jim Thonmson terace」があり、バルコニーからはジム・トンプソンの別荘が見えた。

ホテルのバー&レストラン「ジム・トンプシン テラス」 後方に見えるのがジム・トンプソンの別荘

マレーシアは多民族国家で、印度系の人が一割もいる。どこの街に行ってもヒンドゥ寺院がありカラフルで多彩な神がこれでもかと飾られている。ここでも、やはりヒンドゥ寺院があった!

もちろん中華系の人工も多く、マレーシアで4番目の規模を誇るサン・ポー寺院もある。この寺は「熱い絹」のエンディングで登場する。

バンコクには、ジム・トンプソンが8年間暮らした家が博物館になっている。同氏がタイを始めとし、ビルマ、ラオス、カンボジア、ベトナムなどの古美術を収集した美術品が失踪前に住んでいたこの家に数多く展示されている。この建物はタイの古い建築様式を取り入れ、チーク材でできた6軒の家を集めて作られている。

敷地内にはジムトンプソンショップ、レストランも併設されいて、レストランは都会とは思えないほど緑に囲まれて料理も美味い!

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