25 ツーリストインフォメーション
海外でツーリストインフォメーションの存在は大変心強い。しかしカナダではあまり利用しなかった。理由は場所が判り難かったことも大きく影響している。外国では一般的に「i」の表示だが、カナダは「?」が多い。「?」の標識は出るのだが、それを辿って行くといつの間にか消滅し、結局辿り着けなかったことが何回もあった。要は「?」の表示が少なく、小さいのが原因だ。インフォメーションそのものが貧弱な国はたくさんあるが、立派なものがあるのに判り難いのはカナダが初めてである。看板の乱立はアジアの十八番でいただけないが、折角の施設がありながら辿り着けないのもいただけない。
馬上トレッキングツア(バンフ)、馬も歩行者並みに優先される |
ガソリンスタンドでは薪も売っている。燃料店と思えば違和感はない。 | 歩行喫煙が多い(特に女性が目立つ、キングストンにて) |
26 日米加運転マナー比較
今回カナダで3週間、アメリカで2日間レンタカーを借りた。アメリカではこれまでに1万km以上運転している。運転マナーについて言えば良い順に加米日となる。
カナダでは歩行者は絶対的に優先される。大きな交差点でも歩行者が交差点内に入っていたら、いくら遠くてもじっと待っているのは既に述べた。信号のないところでも歩行者がいたら可成り前から停まって待つ。クラクションで催促するなどもっての他だ。信号も黄色は必ず停まる。
日本では交差点内に歩行者がいても通れると思えば走り抜けるし、交差点以外のところを歩行者が横断すると非難の意を込めクラクションを鳴らす。日本では「黄色は進め」と考えている人が多いが、カナダのみならずアメリカでも必ず停まる。
カナダ、アメリカとも信号のない交差点が結構多いが、必ず一旦停車し交差点内に先に入った車の優先が守られ、信号なしの交差点での事故は考えにくい。日本は信号が多過ぎ、必要以上にあるから小さな交差点では信号無視を誘発する。業者と警察が結託し、警察官僚OBを養うための信号設置はいい加減にしてほしいものだ。
車が少ないこともマナーの良さの一因だろう |
カナダでもアメリカでもボートの牽引やキャンピングカーが多い |
アムトラック
カナダのVIA鉄道に続いてアメリカの鉄道アムトラックに乗った。最初はトロント~バッファロー~シカゴ(座席車で1泊)。シカゴで1泊してシカゴ~サンフランシスコ(寝台車で2泊)である。
3泊したが概ね満足のゆく旅であった。アメリカはカナダと違い砂漠を走る時間が長く、道中は退屈すると予想していた。しかし実際に乗ってみるとシカゴからコロラド州辺りまでは素晴らしい景色の連続で、途中シャワーを浴びる時間が勿体ないくらい美しい景色が連続した。
ユタ州・ネバダ州は砂漠の単調な景色になったが、幸いこの区間は夜で夜明けとともにカルフォルニア州に入っていて、次第に緑を取り戻してゆく風景が印象的であった。
食事は大変美味しく、ついつい食べ過ぎてしまう。運動不足もあり、こんな旅を続けていたらアメリカ人並みの肥満になってしまう。
座席車でも広く快適 |
食堂車 |
アメリカでもビーフは実に美味しい |