老い楽通信2 神原克收記

随筆/雑記

2. 少年探偵団

老い楽(老いを楽しむ)のエンジンは幾つかある。大学・高校・会社の同期会が最も大きいが小粒ながら得も言われぬ隠し味的なエンジンが「少年探偵団」である。メンバーは7夫婦だけで30数年続いている。メンバーは様々な会社のオーナー(居酒屋、灘の酒造会社、輸入家具設計施工会社、お茶関連会社)、サラリーマン(日経新聞社、竹中工務店、松下電工)と多士済々である。

 少年とは「残りのない」を意味し、探偵団とは「文字通り少年のような好奇心で面白いことを追い求める」ことに熱心な集団ということである。夫婦での構成なので実質は少年少女探偵団であるが、「残りのない」では艶消しなので少年探偵団で通している。

 最近は会う機会が大幅に減っているが、多い時には毎月のように会って快飲・快食・論談風発で時の経つのを忘れたものである。何故かゴルフ・野球・女性問題は話題に上がったことがない。海外旅行・国内旅行にも数多く行き、私の老い楽にはなくてはならない貴重なエンジンである。

 最近は病を患う人が出たり、コロナ禍もあって会う機会が大幅に減っているが、コロナが早く納まり以前のように「大人の会話」に時の経つのを忘れる日々の復活を願ってやまない。

随筆/雑記

コメント

  1. 堀口昌之助 より:

    少年探偵団て、そんな魅力的な交わりを持っておられるのはうらやましい。文字通り読めば、その対は老人倶楽部であろう。少年倶楽部は昔々、漫画雑誌であったように思うが、老人倶楽部にしても、言葉はあるものの、その実態はとなると、菅首相の「そしてそのようなもの」は心もとない。いずれも典型的な形では、存在しない言葉だけが残っているのではないか。
    「地場の」少年倶楽部、「地域の」老人俱楽部となると、鮮やかにその実態が浮かび上がる。
    昔、人はその住む地に根差した生活があり、そこには、少年には各種のクラブが、老人には、そこに行けば知ったのが集う私設の集会所があった。
    今、人は昔の職場のOB会、ゴルフクラブ、囲碁将棋など趣味の会などで、交流を図っている。成人式で、若者が集っていて、着物姿の娘さんが華やかで、親御さんもやっと、と目を細めたに違いない。でもこれもその時だけの、成人式の行事が作り出す、地域の集いにすぎなくなった。
    何はともあれ、「老人ホーム」には行かずして、我々はLSCで老後を、元気で楽しく送っている。ありがたいことではあります。 堀口昌之助

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