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ボヤキ通信39

39 マスコミはレッテル貼りを止め事実を見よ(その2)

 5/19にトランプ大統領がWHOのテドロス事務局長宛に手紙を出したことは報道された。中身はWHOの対応を詰問する厳しい内容だが、マスコミが報じたのは「厳しい内容」「11月の大統領選挙目当て」だけで中身についての報道はなかったと思う。藤井厳喜氏によると内容は下記の通り具体的な経緯を付けて「WHOの怠慢が世界の感染を招いた」と厳しく詰問するものだった。

12/27 李文亮医師が患者の診断結果を当局に連絡し感染拡大を警告。

1/11 李文亮医師が人・人感染をネットで公表。(その後政府から処罰される)

1/14 WHOは「人・人感染は確認されていない」と発表。

1/20 中国が人・人感染を認めた。

1/23 武漢をロックダウン

1/28 WHOが中国の措置を称賛。「世界は中国に感謝すべき」と発表。

1/30 中国が非常事態宣言。

2/3 WHOは「中国人の旅行制限は必要ない」と発表

3/11 WHOがやっとパンデミック宣言

マスコミはP.トランプの具体的発言内容の詳細は報道せず、相も変わらず「選挙目当て」と一蹴している。中国政府とWHOが発表を遅らせ世界の感染拡大を誘発したのは紛れもない事実である。にも拘らず日本のマスコミがその事実を正面から指弾し、両者の責任を追及した記事は私の知る限り見たことがない。

昨今フェイクニュースが世界的に問題視されているが、日本のマスコミ挙げて事実に目を瞑ってレッテル貼りに勤しむ「新型フェイクニュース」を流し続けている。                           関西支部 神原克收

 

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