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ボヤキ通信32

32 総理の決意を問う

 世界各国の中で日本のPCR検査数は飛びぬけて少ない。コロナとの戦いで最も大切な指標は敵がどれくらいいるか把握することである。これが判らずに作戦の立てようがないし、医療機関への負荷が大幅に増え医療崩壊を早める。

安倍総理は2カ月前から増やす、増やすと何回も宣言しているが捗々しく増えない。一国の総理がこれだけ何回も言っているものが2カ月経っても実現しないのは何故なのか。

増えない要因は検査機器、検査の仕組み、検査要員など色々ある。しかし総理たる者がその気になり2カ月あれば実現できないほどの障害はないはず。にも拘わらず検査が進まないのは◎首相の決意が本物でない◎首相の指示を無視しても大したお咎めはないので現場が動かない◎首相はじめ政府には事の本質を見抜き対処する能力がない、のどれかである。いずれの理由にせよ安倍首相の「やる気」、又は「能力」のどちらかが欠如しているとしか言いようがない。

現場は夫々出来ない理由をもっともらしく主張する。事実現場だけでは出来ないこともあるだろう。そこを首相(又は統括責任者)が「やれ!責任は俺が取る」と何故言えないのか?

現在の非常事態なら少々の法規逸脱は野党、役所、マスコミがいくら非難しても総理の命懸けの決意が感じられれば世論は絶対に支持する。今は平時ではなく戦時なのだ!

こうした状態がダラダラ続けば何時迄経っても非常事態宣言との決別は出来ない。今からでも遅くない、総理の選挙やメンツを超越した命懸けの決意を望むこと切である。                         関西支部 神原克收

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