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自業自得 安倍勉 記

集合時刻に遅刻し、主目的の川沿いサイクリングに同行できませんでした。自業自得ですが、おそらくは小学生でも失敗しないような失敗を何故やらかしてしまったのか、加齢病域に達し今後も同様の失敗をするかもしれない老人の失敗に関する反省を込めたアナザーストーリーです。
<登場人物> 私、由紀子(奥様)、高木リーダー、参加メンバー(私を入れて10名)
<情報源> ①サイクリングの概要を記載した高木メモ(A4 1枚)
②参加メンバー間の指示、質問、報告等のLineの交信記録
<サイクリング部のグループLine> 2つあります。
• 輪行グループ 自前の自転車を持つグループで10数人、私も所属している
• しまなみグループ 上記のメンバーにレンタル自転車利用者で20数名 私も由紀子も所属している

本事案の経緯を時系列で記述します。
• 私は2月27日から3月4日まで関東LSCのメンバーと福島のスキーツアーに参加した
• その間の3月1日に京都梅見サイクリングがあり、レンタル可能なので由紀子が参加した(私はスキーなので参加していない)この時、高木リーダーから今回のサイクリングの内容を記載した高木メモが参加者に渡され、私の代わりに由紀子が代理で受領した。
• 3日後の3月4日に高木リーダーから輪行グループに梅見サイクリングで渡した高木メモには間違いがあり、利用する列車を変更する旨の内容がLineで発信された。私は受領したが、由紀子は輪行グループでないのでLineは受領していなかった。
• 高木さんからのLineメールを午前9時前に受領した私はスキーか終わり東京に居り知人との約束でランチを会食する予定でそのセッティングが一番の関心事で、メールについてはまだ先のことだから後で確認しようと考えた。
• 大阪に帰宅し(当日だったか翌日だったがはっきりしないが)由紀子から高木メモの内容を説明された。私は高木さんからの変更メールのことをすっかり忘れ、由紀子の説明内容が利用する列車と思い込んでしまった。利用する列車は乗り換え不要で自転車を持って移動することなく腰痛の私にはありがたい歓迎すべき列車だった。
• 当日までに参加メンバー間での交信は都度私のスマホに入ってきた。何時何分にどの駅から乗る、というような内容だった。もちろん新幹線を利用して乗り換えしていく方法があることは理解していたが腰痛の私は乗り換えをしていく方法を当初から忌避していた。
• 当日、列車に乗った後で後藤(成子)さんからのメールでどこに乗ったかの質問があり回答後しばらくして高木さんの変更メールが私のスマホに転送された。皆より約1時間現地到着が遅れ皆に合流する方法がないことがわかり・・愕然とした。川沿いサイクリングの後の午後にメンバーと合流したが、それまで約3時間あり、今回のことを色々考えた。何かが違ったらこんな失敗はなかったのでは・・・
• 私がスキーに行かなかったら、もしくはスキーの時期が違ったら3月1日の梅見に参加して高木メモを私がもらったら、その後の変更メールも自然に受け入れられたかも。
• 由紀子が3月1日の梅見に参加してなかったら、帰宅してからの説明もなく 高木変更メールを見逃してもどの列車を利用するのかを高木さんに質問し、おそらく変更メールのことを教えてもらうことになったのでは。
• 高木さんの変更メールがあと2~3日遅れて発信されたら、由紀子からの説明の後で変更メールを受領し、自然に受け入れられたのでは。いやいや、人のせいにしてはいけない!悪いのは私です。危機管理の手法に悪い結果となった事案でどこまで逆のぼれば悪い結果を回避できるかどこまで逆のぼり、その時点でどのような情報を得てどのように判断したら結果を改善できるかという手法があると聞いた。私の「思い込み」は変えられるのか やってみよう。
• Lineでの皆の乗る時刻を真面目に見て少し早いのではと確認していたらとは思うが、やはり多少遅くなっても名古屋での乗り換えは避けたいと思う気持ちが勝ったかな
• 由紀子の高木メモを最後に本人に確認していたらとは思うが、メモの内容は簡明で何を確認するのか 確認しないな
• 高木さんからの変更メールをもっと真面目に読んでいたらとは思うが、まだ先の話だしその時期になったら確認することだし 関心事も他にあり、やはり真面目に読まないか私の能力と性格では、どこまで逆のぼっても本件の結果は同じような気がする。結局はそうであったように自業自得とあきらめることになるのか・・・・

何か変だな。そんな難しいことなのか。おかしいな。違うな。何か足らないのでは。私は1人で考え、1人だけで考えすぎた。私には10人の仲間がいたことを忘れていた。確認とか危機管理とかそんな大げさなものではなく「ひだ25号に乗るよ」とささやき、つぶやき、10文字のメールをLineに乗せればよかったのだ。Lineはそんなツールだから。
メールを見た誰かが間違いを指摘してくれる。私は1人ではないのだから