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ボヤキ通信29

29 信頼の根本は「真心」である

新型コロナウイルスへの対応で安倍総理の信頼は大きく失墜した。原因は「真心」の欠如だ。

総理が国民の命や安全を願っていることは誰も疑わないだろう。しかしその政策の決定過程での「不純」を国民が嗅ぎ取っているからだ。

当初PCR検査はクラスター潰しを重視して抑制的にスタートした。しかし感染経路不明者が増えた段階でPCR検査に積極的へ転換すべきであったが、方針変更の決定が大幅に遅れた。「メンツ」に拘ったためだろう。

給付金が限定30万円から一律10万円に変更された。この決定に際し「全国非常事態宣言」と「コロナ経済対策」が抱き合わせに発表された。

少しでも「方針変更」に焦点が当たらないよう、話題分散を図るためである。お陰で非常事態宣言の効果が半減した。

何をやるにしても「選挙目当て」「メンツ」「話題そらし」などの匂いが付いて回り、総理の思いが国民に素直に伝わらない。

「真心」以外の「不純物」を国民が敏感に感じ取るためである。

対照的なのはドイツのメルケル首相であろう。真心の籠った切々たる演説は国民の心を打ち、見事国民をワンチームに導いた。

フランスのマクロン大統領や台湾の蔡英文総統も評判が良い。

トランプのあからさまな選挙目当て政策、習近平の情報隠しと強権、安倍の不純、どれも自身の保身がベースにある限り国民は素直にはついてこない。

(トランプや習近平に比べると安倍の不純は可愛いものだが・・・)

関西支部 神原克收

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